この所の関東は晴天が続き最高気温も日増しに高くなる傾向で本日は熊谷と前橋の最高気温は夏日直前の29℃にも達すると、利根大堰の魚道ライブカメラに映し出された稚鮎らしき沢山の魚影一つ一つも大きくなっている様に見える今この時期からは、実に多様の生物達にとって繁殖の季節でもあり、先日は 翠の洞 にて偶然発見した水鳥の巣にも8つの卵が並べられ、早速写真へと収めた後には、見ては行けないモノを見付けてしまった様でバツが悪く、親鳥の放棄も心配になってしまった。

ここから注意深く見守っていると、やがて数分後に戻って来た水鳥の正体は “ バン ” と言う クイナの仲間で、これは沖縄の ヤンバルクイナ が有名で本来は歩く行動が得意でも、このバンに加えたもう一種のオオバンに限っては首を前後に振りながらスイスイと水面上を上手に泳ぎ回る上、人間が近付いても比較的恐れない大らかな性質を持つ関東の平野でも釣り人にとっては身近で顔染みの可愛らしい存在であって、個人的には、こうした生き物達との出遭いも釣りに対する楽しみの一つに含まれ、ここを再び訪れる頃には雛を引き連れて泳ぎ回る姿を見るのも楽しみだ。
斯くして、そろそろ本題へと移りたい所でも正直言ってネタがない・・・。(笑)
よって、今回も先日の練習から無理矢理に搾り出すと、左のシングルハンドにも問題が再発していたのは、抜上式とダブルスペイにあり何れもヘッドは水面にベチャ!と着水させた後はザザ~ザ~!と剥がしてスィープする点で一致し、ダブルスペイに限っては身体へ巻き付ける様な螺旋状の軌道が描けていない点が主な原因として解っている事から大して気にしては居らず、これは抜上式に通じる面もある一方、抜上式には他の存在も確実でスィープに成功しても納得の出来る飛行ループが現れずに苦心している内、ふと正面を向いた体勢に近いままシュートしたと気付き、スィープの段階からMaglev型の基本姿勢である横を向いた側面軌道の体勢へと正すと、直ぐに回復し、後はタイミングの問題だけと解った。
ジャンプ・ロールでタイミングを狂わせる原因には操作上の問題以外には風によって大きく左右される反面、ペリーポーク系では風の影響は小さいが、ヘッドを畳む箇所や状態によって絶えず微妙に変わり、更に抜上式の場合ではヘッドを畳む際には長いオーバーハング部分を同時にリリースする事から、ランニングラインの状態によっても常時変わってしまい、こうした操作を不自由な左腕によって操作すると、誤差も著しく毎回毎回同じ様な状況の演出には至らない事が多く、この点は反転式も同様だが、ジャンプ・ロールの要素を持つ反転式では宙を舞う僅かな区間によってロンチポジションへ移るタイミングに修を加える余地が若干はある。

と言う訳で、スペイの中では兎角、格下であると言った扱いを受けている様な印象の残るペリーポークではあっても、実際は意外と難しい一面も密かに隠し持っている・・・・と言った今回のお話でした・・・めでたし、めでたし・・・。(笑)