前回、アンカー抜けを連発した右の十字反転式の反省点として、先日の練習では基本に則ったスィープを心掛けつつ、又、一方ではヘッドの折り畳みも今一度見直し、かつ縦型シュートに加え、更に二段絞りまで意識するのは実に難しく、何かに気を取られていると必ず何処が疎かになってしまう。(笑)
ヘッドを畳みながらの着水は、過去幾度にも渡り、繰り返し検証しているもので正直、絶対的にして普遍的なタイミングや方法を未だ見出す事が出来ないのは、要するに何でも構ず、特に気にする部分ではないとも考えられる。(笑)
しかし、これは略ペリーポークである抜上式等の事で、特に現状の反転式では勘や経験に頼った部分が多いものの、只一つ言えるのは止水域や、これに近い極端に流れの遅い場所と豊かな水量を持った明らかに流れのある場所やウェーディングの状況によって違うと感じている。
ここから
少し前の状態 ではスィープによってヘッドを水面から引き剥がす際にDループの下側に当る部分が上に反り返り垂れ下った様な形となっている点に気付き、これはヘッド全面を着水させる事で一件落着と思われたものの、実際これだけでは不完全だった。
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そこで、嘗ての様にランニングラインのリリースを早くし、着水したオーバーハング部分には幾分弛みを持たせるとスィープから引き剥がしたDループ下側の丸みが復活し、仮にアンカー位置が後退したとしても水面とヘッドは点で接触する状態に戻りつつあった。
只これは流れが遅く浅い状況での事であり、流れの速い場所に深く立ち込んだ状況では未だ研究の余地が残されているのだが、何れにせよ結局最後はスィープの問題ではないのかと、つい最近にもなって感じている。
これは、やはり反転式であっても根本は全てスペイ・キャストに通じている今頃にもなって漸く気付いた事になるのだろう。