その昔、憧れを抱きつつも諦めていたロッドがあった。
元々どんな釣りにおいても長い釣竿が好きな変人にとっては、それがフライロッドになったとしても、こうした 長さ への憧れは当然の成り行きだったとも言え、また少し前の時代まで、フライの長竿と言えば種類は少ない上、高額な商品で到底手の届かない 高嶺の花 だった。
しかし、釣具の世界でも中古市場が開拓され、そして広く一般にも流通する時代へと移り変ると、そんな高嶺の花だった高級品も何時しか変人でも手の届く範囲にまで下落していたのは 時勢 も感じさせる。
こうして、時 勢 によって 自 制 する事が出来ずに ・ ・ ・ 、
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SS1712D。西暦2000年記念モデル、ミレニアム・グリ~ン、いざ
降 臨 !。(笑)
この12本目?となるダブルハンド・ロッド、早速、室内で繋いで見ると案外柔らかくて一安心、これならばヘンテコ・スペイでも問題ないだろう。
ファーストアクション系のロッドは3本目でも、散々使い込まれ、擦り傷だらけのグリーン・ブランクはウィンストンLT-SPEYよりも曲がり始める箇所は中央寄りに位置しティップも柔軟、よって予想以上に扱い易い印象があり、ログネスと同じラインが使えそうな予感さえする。
但し、やはり少々重い。17ftの中央付近から先はズシッとした印象からは、重量バランスに優れるログネスが遥かに軽く感じられ、16ftすら悪戦苦闘している現状で、この1712Dが扱える筈がない。
では、それが解っているにも係わらず一体何故入手したのだろう??。
もしやこれ、「 このロッドを以って、ログネスを制しなさい。」 という、神様の有難き思し召し??。
確かに、これを使い始めれば、ログネスなんか恐れるに足らないかも・・・?!。
あ~ぁ、それにしても、やっちまったなぁ~。
自制!出来ずに自省中!!。