チューブフライのタイイングに、何か参考にでもするフライパターンが無いものかと海外のサイトを探すも、相変らず “ 傘オバケ ” ばかりでパッとしない。 とは言え、使う材料も特別珍しい物がある訳も無く、着想も行き詰まり、何を使い、どんな色合いで仕上げていいのやら ・ ・ ・ 、と迷いながら漠然と一通りの色彩を揃えていると、ついつい、これをやってしまった。
ゴレンジャー!。(笑)
しかし、この時ふと目を付けたのが、「 ALWAYS 3丁目の夕日 」 なんて映画からも、最近人気の兆しにある昭和レトロだ。
昭和レトロとフライのパターン。これの何処に関連性があるのかと言えば、あの当時、数々多く放映されたSFアニメや特撮ヒーロー等にある。
月光仮面、光速エスパー、マグマ大使、キカイダー、ガッチャマン ・ ・ ・ 等など、数え上げれば切が無い程あるが、仮面ライダーやウルトラマンは姿も変わり “ 今風 ” に変身すると現在の子供達にも人気があり、あのバルタン星人も未だ現役である。
この様に、懐かしい昭和40年頃から50年代には個性ある沢山のキャラクターが誕生した言わばヒーローの宝庫で、現代のアニメ、マンガ分野でも “ Made in JAPAN ” が世界で最も支持されている礎を築き上げたと言える。
また、これらのヒーロー、それに宿敵となる悪役達の多くは人間の想像から生まれたキャラクターで、ドライフライの世界で言われる “ ○○カゲロウ ” や “ ○○カワゲラ ” をイミテートした等と特定の生物をそっくり真似てフライパターンとするのとは違う。ここには、ウェットフライ本来の世界である斬新で自由な発想から生まれた空想の生物と何処か共感させられる。
よって変人は、ここからヒントを得て次から次へと新たな発想が湧き、懐かしさと共にフライパターン化して見ようと企んだ。(笑)
先ずは懐かしのアニメを ” Youtube ” で探していると、あるはあるは次々と出て来る。
この中で、正義の味方でありながらも、ドクロ姿にセリフも無くただ笑っているだけの
「 黄金バット 」 。
これをイメージし、金色のボディに赤と黒のマントから巻いたチューブフライがこれだが、どうも今一つ。
そして、宿敵である “ ナゾー ” (笑)。
真っ黒な身体に4つ目を持ち 「 ロ~ンブロゾ~ 」 というセリフも印象深かったが、これをイメージするとこうなった。
ハックルが少々長過ぎる感じもするが、スペイフライと呼ばれるパターンにはこんなのもあり、個人的に茶色と黒の組み合わせが中々気に入っている。
と、まぁネタに困った時はこんな感じでシリーズ化してるかも ・ ・ ・ 。(笑)