今回の練習は予報が外れて朝から雨に降られてしまったが、我流が色濃く残って、正にお手上げ状態だった左のシングルハンド・スペイも遂に難関の突破に成功し、ジェラルド型の飛行ループを生み出す “ バック・ドロップ ” の感覚によるスイープを見失った操作は一日を通して著しく減少していた上、夕方には右の操作を凌駕していた印象すらあったとなれば、右は完全に伸び悩みと言った所ではあるとは言え、操作の同調性と言った観点の軍配は未だ右の操作に部があるものの、数か月後には再び逆転されてしまうかも知れない。
そんな訳で、正直言って驚いた左の進歩は冒頭の通り “ バック・ドロップ ” の感覚で操作するスイープに他ならない訳だが、何故こんな馬鹿げた感覚になるのか・・・?、これを、 出血、大サービス として少し紹介すると、恐らく背筋が活用出来ている、、、若しくは、背筋の利用効率を高めている、、、凡そ、こんな状態になるのではないかと感じている。
これは、オーバーヘッドのバック・キャストにも通じていると思われる通り、ロッドを操作せる際に腹筋なり、背筋と言った体幹の活用には身体とロッドの傾斜角度が近い程、優位に働いているとは、ジェラルドは勿論、ゴードンにも言えるフォア側の肩が下がった状態でスイープする動作に現れていて、それらは単に強弱の問題だけに留まらず、バック・ループを整える、、、こんな役割も果たしているのかも知れない。
そして、“ 縦のハーフ・サークル ” が秘めている効果には、先のフォア側の肩が下がった体勢を作り出す為の動作でもあって、リアのグリップを縦、即ち垂直の方向へ半円を描く感覚から操作すると、上半身は斜め横?と言った奇妙な体勢によって、その反対側に位置するフォア側の肩が下がる、、、、と言った2段階的な様子はゴードンには見られず、こうした違いはラインの状態にも現れている等々、、、まだまだ続くその中味は何れ公表したいと、目下の所、これらの資料作りにも取り組んでいる。