ウ~ン、ダメか・・・。
一週間前に長年の謎が解けたとして、この後は順調に事が運ぶかと思いきや、そう易々とは進展しないらしく、ジェラルドに見られるリフトともスイープとも言えないグレー・ゾーンの動きは今週の練習でも再現ならず・・・。
これは一見すると何の変哲もない動きなのだが、いざラインを通したロッドを手にして実践へと移した途端に全く機能せず、今回の試みも見事に覆されてしまうと、やはり有り得ない動きにも思えてしまい、一体どこに、どの様な意識を与えると、あの動きが達成されるのか・・・。
思えば、SORの2015年大会の映像でもトラビス・ジョンソンや、一定の交流を持つと見られるロシアのセルゲイやバシリーと言った世界的な選手達を以ってしても真似すら出来ていないジェラルドにしか見られない特有の動作だ。
そこで、この箇所だけを繰り返し見るべくGIF画像としても、頭や両肩、腰は殆ど回転が無いとあって、どう考えても操作させている箇所は両腕に限定され、推測される範囲も狭まる訳だが、またもや跳ね返されてしまい、その間を遮る壁は単なる習慣の問題なのか、それとも、やはり何かが不足しているのか。
ただ、右の操作の場合だと、やはり左の肩や肘が思った通りの意識が働かない為、右利きの者に関しては左の操作が有利に働くが、映像を通して見る左の操作は右の操作よりも外観上の精度としては確実に劣っている・・・。
とは言え、そうした左の操作も確実に近付きつつあるのは事実で今回は途中から前後動の依存度が高かった動作感覚が実りつつあって左肩の急上昇も抑制されると、スイープから螺旋状にフワリ!と背後へと舞い上がったラインはシュートへの移行で静かに水面と接触した感触を残しながら独特な弾道で飛び去って行くと言った、これまた今迄とは異なる感覚が味わえているから、外観上にあった左右の優劣も近い内に逆転されてしまうのだろうか。