そろそろ梅雨明けの時期へと差し掛かる関東ではあっても、今回の練習日は台風11号による雨で河川は軒並み大増水してしまい既に真っ当な練習は不可能な状況とは言っても、雨降りとも重なれば他にやるべき事もなく、再び橋脚の下に向かったが、水嵩が増した分、キャスティングに必要な空間を狭めてラインは橋の鉄骨や支柱と激突を繰り返す始末だった・・・。
斯くして、今回の練習は左右の何れのキャストも急流と化した川の中央付近へ着水した状態から始めなければならないとあって、リフト操作の段階から正常時とは大きく乖離しており、練習結果の如何に係わらず、大した意味すら持たないとも思えているが、映像を見ると、その動きには確かな変化を感じ取られていた。
そこで、今回に手を加えた箇所となる脚は基本的にジェラルドを手本としながらも、我流に傾斜して残っていた最後の部分と言え、ふと気付けば何時の間にかゴードンに近付いていたとはリフト時の腕とも共通し、自身としては楽に感じた動きでもあったとは前側へ配置した脚の膝をリフト開始時に曲げるか、伸ばすか、大雑把に言えば、たったコレだけの内容ではあったから、この違いにも以前から気付いてはいても大した違いはないと、こう考えていたものの、いざ実行に移すと実は隠れた効果があったと感じさせられたとは言え、その説明も非常に難しいとあって、実際は単なる糸口に過ぎなかったとも思えている為、この先の内容も辻褄が合わない面がある可能性がある。(笑)
https://youtu.be/8ehakxQUc58
先ず、これまでスイープで捻る、回転軸となる箇所は身体の中心から前側に配置した脚としたイメージが何処かにはあったが、これは実際、初期の段階だけに過ぎず、途中からの殆どは前側に配置した脚、即ち右のシングル・スペイで言えば右脚、いや正確には右足とも捉えられ、ここを起点とした右のフォア・グリップ?とは、一読すると妙な表現ではあっても、これを例えば陸上競技のハンマー投げに置き換えると納得が出来ると思うとは言っても、これは飽く迄も一つの例に過ぎず、ハンマー投げとの根本的な違いは多々あるだろう。
https://youtu.be/kqhfrwl7yH0
ただ、ハンマー投げも当初の段階では身体を中心に回転するが、やがては回転が加速するとハンマーと身体は遠心力によってか相対する方向へ分散して回転のピークへと達し、この時にハンマーを放り投げる事で遠くまで飛ばす・・・、理屈としては大凡、こんな所で、ジェラルドの場合は特に、こうした印象が強く、この際に回転軸の一対を支える脚の膝は伸ばした状態を保つ事で強固に固定され、また膝を延ばし突っ張る体勢の維持によって、身体を中心とした当初の回転から分散する切り替えも円滑に対応し、こうした一連の流れには、赤い布に突進する牛を華麗に攪乱するマタドールの様子を彷彿させたとは、毎度の些か大袈裟な表現だったかも知れない。(笑)
https://youtu.be/TnxDpnE5xqU