今年の暦も6月へ移り変わった先日も小河川の練習場所は枯渇化が進行し、今回も埼玉を縦断して流れる荒川を選ぶ羽目となったが、心配された風は今回も大人しく済んだ上、解禁を迎えた鮎釣りを一人として見当たらず、これを不思議に思っていた所、どうやら鮎も全く不漁で訪れる釣り人も絶えているとの事でも、今回も見渡す限りの貸切状態から思う存分の練習を果たせたとは言え、予報よりも早く降り始めた雨に関しては梅雨入り前にも係わらず既に懲り懲り・・・。
そんな訳で、元々スペイキャストは左右で一組と捉え、左右で最低でも4通りのキャストが必要と常々考え続けて来た為、練習も常に一組として続けて来たものの、何れか一方を必ず疎かにさせ、左右で同時に進歩した例は殆ど記憶にないとあって、先週の練習で左のシングル・スペイが一つの山を越えたと解釈させると、今回は右のシングル・スペイを中心とした練習となったとは、この場で前回にも取り上げた日頃から払拭出来ないで残されている闇と病みの部分を徹底的に潰してやろうと目論んだ一つ目がスイープで両腕を突き出す感覚で操作させると言った点はジェラルドのキャストに感化された時から判っていても、気が付くと何故か縮こまっているとは、癖と言った面も大きい一方で、やはりフライフィッシングのキャスティングとしては不自然極まりない動作に加えられる印象すらあって、当時も散々、意識したにも係わらず、その映像を後日に確認すると思った動きには程遠い。
そして、この時に最も重要な箇所はリア・グリップ側の腕であり、ここを前へ突き出すと、水面との接触とライン重量の抵抗を受けて曲がっているロッドを更にその後端を押す格好となって、ここから弾かれたラインは強い作用を蓄えるとは言っても、腕力だけの問題もなく、下半身を捻る動きとも一致している必要もあるとなれば、これだけでも既に相当の難易度に膨れ上がるばかりか、前腕附近の筋肉や大腿部に膝を破壊する引き金にも繋がっているから、一見するとポッチャリ!に見えるジャラルドさんも実はドーピングでも使っていて全身はムキムキ・ボディーなのではないだろうか・・・・?。(笑)