お盆の目前となった先日は台風の接近によって強い日差しは雲に閉ざされた絶好の条件になると思いきや、毎度の練習場所へと到着した途端、予報とは違う雨が降り出すと、再び車へと乗り込んでは一日中、高架下で過ごす羽目となったが、真夏の日差しを避けるにも格好の練習場所であるとあって、本来は頻繁に利用したいものの、こんな所にはバーベキューと言った集団も現れるから、ゴミも散乱し兎に角、汚い・・・。(笑)
と言う訳で、ダウニー式ドリフトの意識によって完全に崩壊した左のシングル・スペイは右膝を折る動きに工夫を加える事で改善の一歩を踏み出していたが、ここから更に様々な方法を試した結果から一定の改良を加えると、より滑らかな動き出しの再現に手応えを感じ取り、これが結び付いたと思えていた。
ここで、膝を折る動きにも様々な考えがある筈とは、毎度のお約束とも言える前提条件になるが、先ず膝をピン!と伸ばした状態から急激に曲げるようと試みた場合は何処かに無理が生じ、上体との操作でその連動が僅かに遅れると言った不具合がある。
この点について、右のキャスト動作では比較的、大きな問題には発展しない印象は受ける一方で、これが不自由な左の動きともなると、甚大な障害を巻き起こし、今回の例では、何の策もなく、ただ単に膝を曲げる点に終始したあまり、建築物を斜めに倒壊させる様な状況を呼んで右肩からガク!と下がった傾いた体勢を生んでいたと思えてならない。
また、意外な盲点にも思える点が練習を行う際の周辺状況にもあって、今回は右岸とあって左側にはオーバーヘッド・キャストでも十分可能な空間がある反面、普段は左岸に該当する上、更に左岸寄りが深い箇所が多い為、必然的に左岸に寄って位置に陣取ったキャストになると、当然ながら背後から岸までに十分な空間を確保出来ていない圧迫された状態が増えると、心理の何処かには “ 省スペース ” でキャストしなければならない・・・、こんな精神状態にもなる。
ところが、現在の練習では魚釣り用の方法とは些か異なり、省スペースなる観点は犠牲にしている面もある上、自由の利かない左のキャストでは失敗も多く、仮にアンカー抜けによって藪の中へ打ち込んでしまったヘッドを一々回収する面倒な手間を心の何処かで回避したいと言った、これら心理はご法度であるとは、一応、心掛けていたつもりではあっても、何処かには働いてとも考えられるから、幾らスペイとは言え、練習ではオーバーヘッド・キャストでも許される様な空間は欲しい所だ。