「 風薫る五月 」 とは良くぞ言ったもので、個人的にも最も好きな時期を迎えた一方、連休の期間中では大陸から寒気が南下しては大気の状態が不安定になる場合も多く、こんな日の午後は、それまで晴天とは一転した雷雨となる事もしばしばあるが、丁度、先日の利根も正にこうした空模様でお昼を境に吹き始めた対岸となる埼玉側からの逆風を味方に付けようと移動を終えて釣りを再開した途端、俄かに雲行きが怪しくなり始めると案の定、雷雨に見舞われ1時間半の中断を余儀なくされた後、待ちに待って漸く釣りを開始出来たと所、前線の通過によって次の風向きは再び強い向い風が吹き始めてしまい結局は元通りの群馬側へ舞い戻る羽目になっていた。(笑)
こうした行動については、何も!そこまでしなくても・・・、とルアー釣りの立場では思われたとしても、フル・キャストからリーダーの先端まで完全にターンさせ、その先に結ばれたフライが流れに対し極力先行した状態によって着水させたいとは、相手を考えた場合でも殊更で少しでも不利となる材料は極力回避する必要もある。
その一方、そもそもは無理、無茶な遠投も控え、その状況に見合った飛距離内で釣りを実践すれば済む話でもある訳だが、これで楽しい筈もなく、ルアーにも引けを取らない渾身のキャストを目指した結果、流れるヘッドの操作も難しくさせ益々釣れない状態へ陥っている完全に裏目と出た釣りを長年繰り返しては喘いでいる様な気がしているから当日も魚からの反応は全くないまま終わった・・・。(笑)