う~ん、やはり世の中は上手く行かない・・・。
こんなガッカリとさせられた先日の一件は、オ・ラマ規定の練習用ロッドとして半年近くに渡り目星を付けていたカプラスのランドロックを遂に手に入れ、これを本格的にキャストした瞬間の心境であって、先ず手始めにと川岸から軽く打ち返した際の心躍る様な印象は1m近い水深まで立ち込んだ状態とは相対する実に繊細な印象に支配され、この所に使っているヘッドもキャストは取り敢えず可能でも、古いロッド故にヘタリもあったのか兎にも角にもティップが柔らか過ぎてしまい、こうした様子はファミリー向けのセダンでサーキット走行するかの様な鬱憤が湧き出てキャストしても全く詰まらず、敢え無く交換した今迄のG1610から一投した瞬間、実はG1610が非常に素晴らしくも頼もしいと感じてしまったから、次はGシリーズの15ftでも狙いを絞るか・・・?。(笑)
斯くして、日頃から過度な期待は持たない主義だったにも係わらず、まさかGシリーズよりも弱いと言う結果に暫くは練習にも集中出来ずランドロックの行く末等々の様々な思いが巡り、これは4月を迎える来週の新年度からは、いよいよ釣りに転じる最良の契機とするならば、本年度最後の練習として一定の成果を見出したい所だったが、シングル・スペイの状態は左右共に安定感がなく、つい先程は良い状態が続いたかと思えば、何かの拍子に忽ち調子を崩すと言った繰り返しでスネーク・ロールは殆ど進展なく取り残されている。
そして、シングル・スペイを不安定にさせる原因の一つに結局はスィープが挙げられ、ノン・リフトで開始されるスカンジナビアン方式に改めた事によって3mのオーバーハングからでもキャストが一応は可能となっていたものの、ここにも一つの落とし穴が待ち構え、打ち返す際に3m分のランニング・ラインをリリースする操作とは若干ながらシュートした状態にも近く、この時は意識的にロッド・ティップを極力下げずに終える必要がある訳だが、こうしたスィープに慣れるに従って注意点は他に移り無意識の内にロッド・ティップを下げてしまうと、ヘッドの先端よりも先に着水したベリー寄りの箇所に一旦は下へ弛んだ後、下げてしまったロッド・ティップを再び上げる動きの反動が加わったままスィープを開始させた状態となって宙を舞いながら向かって来るヘッドに大きnな凹みが生じれば最早、真っ当なアンカー打ちは成立しない。
よって、打ち返す際は、3mのオーバーハングピン!と伸ばす程度の力加減で行う必要もあるのだが、向かい風に逸る気持、また内角を抉る意識のスィープに下半身の動きと様々な箇所にまで隅々に気を配りながら仕事を果たす大企業の中間管理職的な立場の心得も全く持ち合わせていないから困る・・・。(笑)