ここ数日の暖かさは一気に春を通り越し新緑の季節に移り変わろうとしている。昨日、いつもの本流へ向かう途中の景色も随分と様変わりして来た。巨大な農業用水路の水量も大分増えて来ている。
毎度、左岸へ渡る途中の橋から本流を見下ろすと直ぐに釣り人が多いのに気付く、皆考える事は同じの様でこの時期を待ちわびていたのである。
ほぼ定刻通り午前9時20分頃に到着、こちら側にも釣り人3~4人、内一人は早く到着している自転車屋氏、対岸にはルアー釣り師8人位いる。いよいよ本格的シーズンの開始といったところだろう。
天候は曇り、気温は15℃、東から南よりの風2~3m、昨日の気温が25℃近くまで上昇していたので暖かいという印象でもない、風が少し肌寒さを運んでいる。
先週の濁流から平野部にしては綺麗な水が流れている。雪解けがもたらした水であろう。水温は11.5℃、1週間で1℃、水温が上昇している。
早速、準備をしながら既に3時間も釣りをしている自転車屋氏に状況を聞くが、マルタは随分と遡上しているらしいが、本命は誰一人釣れていないらしいとの事、まあ、いつも事だが散々待たされた者通し、気がはやるのも皆同じ。
この流れの何処かに・・・。
人気を避けて少し上の地点へ入るべく、ロッドは久し振りに14ftを用意した。約1ヶ月ぶりとなったこのロッドが随分と軽く感じられ、ふと片手でも振れてしまうのではないかと思ってしまうと、とうとうこうなってしまったかと呆れて失笑してしまう。
毎回、まさかここには居ないだろうという、浅瀬を流すとゴンゴンと彼らが来た。毎年この時期恒例のマルタウグイだが、以外と引きが強いので暫く魚を釣っていない自分には結構楽しめる。まあ赤と黒の色合いはどこか毒々しいのではあるが、彼らも邪険にせず、大切にしてあげたいものだ。
毎度、この様な魚で御免なさい。
そしてここでの核心部へ目掛けてシュートするとやはりこのロッドとラインがとても投げやすい、気持ちよくキャストを繰り返すものの、偶に根掛かる位で生物反応もないまま釣り下って行く。気が付けばあっという間に時間が過ぎてお昼を迎えていた。
続 く。