先日の練習日も春を思わる日差しとは裏腹に季節風の強い寒い一日となってしまい状況には恵まれなかったものの、目下の課題であるオ・ラマ規定のスネーク・ロールに幾分の進展が感じられたが、ここで得た3つの要素は何れも過去の失敗から辿り付いた内容に過ぎなかったから、学習能力も相変わらず欠如していると言えた。(笑)
その一つ目は毎度の “ 力み ” で、ここには “ 気負い ” と言った面も共存するが、特定の動作を身に付ける途中の過程である以上、そこには思う様に動かない身体を強制的に制圧させる試みに対して、ある種の拒絶反応的に必ず発生してしまう現象の範疇と最近は捉えている為、始めの内は止むを得ず、この力みを消し去った動作である事も完成への一歩であり、この練習の開始以来、初めて力も抜けた納得出来るキャストが見られた。
一方、 “ 気負い ” は、精神的な衝動や欲求から起こるキャストのフォームで乱れである為、その動作を既に身に付けていた場合でも起こり得るが、幾多に渡る経験を重ね一定の腕前を備えた熟練者ともなれば、こうした感情をも抑圧させているだろうから、これも技の範疇に含まれるのかも知れない。
ここから、力を最も込めるタイミングを考えると、ロンチポジションの体勢へ入る直前で頂点へ達し、この直後は僅か一瞬の空白としたドリフトを境に、シュートでは力を抜きながらロッドを振り下ろして行くと言った感覚で、こうしたキャストを行っていると思えてならない例が以下の映像からジェームズの55秒以降の場面にも見て取れ、シュート以降では殆ど力を加えておらず、嘗てCNDのDVDに見られた若かりし頃?のキャストとは180度の方針転換をしたと言った印象があるが、あの 薪割りアタック が一番好きだったかも知れない。(笑)