天候と同じく、キャストは淀んだ様な状態のまま夕刻が迫ると、先日の練習ではシングルハンド・ロッドを取り出すには躊躇したものの、折角、続けた一週間に及ぶ素振りの成果すら確かめずに終える訳にも行かず、寒さ凌ぎの休憩ついでに重い腰を上げて準備を整え、課題であるオ・ラマ規定による左のスネーク・ロールを数投する内、前回からは二歩三歩もの大きな前進が見られ、ここにも寒さをも忘れさせるキャストへの楽しみ、悦びがある一方、既にダブルハンドを上達させる手筈にはシングルハンドの練習が欠かせず、殆どの場合、先行したシングルハンドの恩恵によってダブルハンドの進歩がある。
こうして、嘗て長いオーバーハングでは不向き、或いは実現は極めて困難とすら考え続けていたシングル・スペイ、スネーク・ロールと言った45度変換のキャストが遂にシングルハンド・ロッドから左右の腕によって果たし得ると、次の16ftによるスネーク・ロールへと繋げたい所ではあるものの・・・、今回、この所の課題となっていた左のスネーク・ロールが突如として改善した原因が今一つ理解出来ていない・・・。(笑)