ふと気付けば苦手だった左の45度変換スネーク・ロールは14ftの撮影ついでに一週間を経た素振りから一定の進歩が見られ、幾度か成功したキャスト際には、この方法を考え出した先人の発想に感心さられるも、その成功率は依然として低く大概はロッドをクルリと回転させた後、スィープでアンカーとしての着水を待てないままシュートに移ってしまうと言った感じだが、この点、右の場合では何とか帳尻を合わせるから、やはり利き腕はエライ!。(笑)
そして、このアンカー打ちの失敗も結局はシングル・スペイ等と同じくオーバーハングの撓みからスィープの際にヘッドの先端を舞い上げてしまう点にあり、この発症を防ぐにも操作は極々緩慢に開始した後は徐々に加速させ、終了の間際で最大に達した時点で急停止させると言ったキャスティングの基本そのものであるにも係わらず、これが直前にロッドをクルリと一回転させる操作が混じると、普段とは勝手が違ってしまう原因は、これまでは回転させる動きの感触が残っている為だと考えていたが、実際は一旦舞い上がったヘッドが落下を始める際の重力加速度が加わる点にあるとすれば、シングル・スペイ等よりもスィープ開始速度を抑え気味で十分だったとも言え、これは元々の回転操作によってラインスピードが高めるスネーク・ロールの特徴を殺し兼ねないものの、その分はオーバーハング部分の振り子運動にも似た作用が帳消しとさせるのかも知れない。