16ftを使った右のキャストフォームは一本背負いの動きを多分に含む事から、シングル・スペイによる45度の角度変換にも向いていると踏んだ左のフォームへ随分と近付きつつあり、既に実際のキャストでは然したる問題もないとも考えられる反面、素振りの上では依然として残る若干の違和感はシュート時の突くストロークが右では少し短い点にあり、この原因は突き詰めて行く内に結局はスィープの動作が発端で右のフォームでは手前に引き寄せる工程が短く、その分を上に振り上げる動きに転嫁させている為、これがシュートの段階で上下の高低差を増大させて突く動きのストロークを短くさせてしまっているとして、スィープの際にフォア・グリップを引く動きを重視させた素振りを繰り返していると、今度は腰が痛くなってしまうから困る。(笑)
そこで、自然体として無意識の内に動いている左のフォームは一体どの様な作業手順から成り立っているのかと自身を観察する内に幾つか見直しを求められた中の決定的な相違点は前後のグリップに押し引きを与える操作にあり、これまでリアのグリップを突く動きから始まるとの考えに則した右の手順は、どうやら順序が違い左の操作では一瞬早くフォア・グリップを引く動きから開始されている印象を受けた。
すると、シングル・スペイのスィープでオーバーハングの部分から舞い上がってしまう現象について、少し前にFacebookからフルラインでも前後グリップの操作を間違えた際には同様の現象が起こると頂いたコメントにも通じていたのではと直感させられると、確かに先の浮揚現象は右のキャストで頻繁に見ていた印象を受け、ここから推測するにスィープでリア・グリップを押す動きから開始された場合はフォア・グリップを支点にロッドのバット側から曲げた状態であるが、先にフォア・グリップから引いた状況ではロッドのティップ側から曲り始め、この状態はオーバーハング部分のテンションを一定に保つにも適し、辻褄が合うと同時に全てが解決するが、ふと気が付けばスィープの押し引きも45度の角度変換を始めた事によって以前とは180度、方向転換した発言をしているから困る・・・。(笑)