先日の練習で16ftによる右のキャストはシュートの際では右腕への力は抜く意識でも改善され、これが肩で突く動きへと結び付くと、元々は腕の力を無力化させるフォームこそが下段突きでもあったとも思い出され、右のフォームでは腕でロッドを突こうとする意識が勝手に働く傾向があるらしいが、コレが力みなのだろうか??。(笑)
斯くして、一旦は身に付けた筈のフォームを自ら解体し、また再び組み立てると言った二度手間を踏んでしまう辺りにも素質やセンス等とは全く縁がないと言えるも、幾ら頭が悪くともお蔭で腕力によって捻じ伏せようとする試みとは正に “ 百害あって一利なし ” との認識が今度こそ身に染みて徹底出来ると信じたい。
そして、先のロッドを肩で突く動きの発端はリア側のグリップを引き抜く様な動きはシングルハンド・ロッドのフォウルとも通じ、引く腕の動きによって肩が背後側へ移ると、これに連動してフォア・グリップ側の肩が前へと突き出され、この際に発生する太く重い体幹が背骨を軸として回転する強いトルクをロッドへと伝達させるのみで十二分に事足りるにも係わらず、ここで更に腕の力を加えてしまった途端、ロッドには再び曲がろうとする余計な入力によって必要以上にヘッドを回転させてしまい細く尖ったループとしては飛行しないから、このフォームからナローに飛ばす極意は腕力への依存を捨て去る点にもあり、腕が果たす役割は肩からの入力をロッドへ伝える程度に過ぎない。