前回のスィープ時に於けるフォウル疑問によってシングルハンド・ロッドのキャスト映像をユーチューブにて片っ端から見る内に幾つか感じた点があったものの、これらを整理させ文章化させるのみでも非常に困難を極めるが、これも修業の一環として続け、ふと気付くと7年目を迎えていた。(笑)
先ず、シングルハンド・ロッドを用いた場合、オーバーヘッド・キャストと通常のスペイに近い操作との2つに概ね判別され、オーバーヘッド・キャストと重ね合わせると、スィープはバック・キャストとして身体の後方へと跳ね上げる動きを主眼として動き、この際、フォウル側の腕は元々の位置からバック・キャストによって引かれるラインの動きとは正反対にフォウルの操作を行う二重に引く格好に近く、下の動画から特に3分43秒頃の様子がこれに該当する。
一方、スペイキャストのスィープはオーバーヘッドのバック・キャストとは違い、リフト後には一旦、横方向へ掃く様な動きが加わり、これは個人的に上体を横へ捻る動きを主体として操作している事からも、ダブルハンド・ロッドと同じくフォウル側の腕もスィープの操作に連動した格好でロッド側の腕を追従させていた為、スィープでのフォウルの効力は通常よりも半減させる結果を招き、ここにスィープの際にフォウルを加えた分を戻さないままシュート時点で再びフォウルを行う デュアル・フォウル と言う考えが発生し、本来の一般的なシングルハンド・ロッドの操作を行っている限りであれば、シュート時に一度だけフォウルを取り入れば デュアル・フォウル と限りなく近い働きが作用していると言え、つまり、デュアル・フォルとは、正常なオーバーハング・キャストでは単なるシングル・フォウルだったのではないか??とのお粗末な結末を迎えようとしている。(笑)