下段突きに伴うスリークォーターのシュート角度は、これまで16ftでは苦手として来たジャンプ・ロールも楽にさせ、暫く使い続けて来た2g増しのヘッドを選んだ理由の一つでもあったから、嘗ての2~3年もの間、ロッドは極力、垂直に振り抜く角度が理想との考えも間違っていたと言え、随分と遠回りした挙句、結局は初期の方法へと戻っていた事になる。(笑)
しかしながら、闇雲にロッドを振っていた当時とは全く違うのが、ロッドを突き刺す感覚で操作するシュートに尽き、また今一つ掴めなかったロッドを斜めに打ち出す軌道こそが “ 突く ” と言う動きを実現させ、ロッドを垂直付近に振り上げてしまった場合は如何にしても “ 巻く ” に近い回転を加えた操作に近付く、こうした傾向に陥るのは抜上式等のペリーポークで、これらはアンカー位置の読み違いもあるも、ウォーターボーンと呼ばれる水面を切るスィープの際、無意識の内にロッドを垂直付近まで振り上げてしまうらしい。
斯くして、この度は下段突きのキャストを漸く映像へと収める事に成功し、ロッドのバット側から曲げた後、ロッドのティップから今一度突いたシュートから放たれ、最後は反り返る感じに伸びる独特の飛行ループの様子が解るのだが、これは本人しか解らない単なる自己満足の世界に過ぎないのかも知れない・・・。(笑)