ドリフトの第三弾となるダブルハンド・ロッドも度々の繰り返しとなる “ ダスティー・ローデスのエルボー・ドロップ ” によって実は密かに再現されていたと最近になって気付き、この操作によるロンチポジションの終盤でフォア・グリップ側の肘をグィ!とシュートする方向へ突き出す動きによってロッドは後方へ倒されたドリフトを知らぬ間に実行していた。
そして、このドリフト操作は現在に取り組み中の 下段突き でも非常に重要な役割を果たし、シュートの時点で強い引きを効果的に得る際では先の肘先が突き出されロッドが倒れた体勢こそが最適であるのは前回のシングルハンド・ロッドを例に挙げた通りでも、肩口辺りを支点としてリア・グリップを潜り込ませる感覚で操作する理想的な下段突きへの達成にも不可欠なのだが、実は冷たい雨に降られた先日の練習以来、何故か右のフォームだけを崩し、その後は素振りを繰り返しては一つずつ元凶を潰して行く内、何時しか基礎からの出直しとなっており、キャスティングの恐ろしい一面を今回も垣間見た。(笑)
ここから先ずはスィープ時にリアのグリップを水平に押し込む動きをショート・カットさせてしまう悪しき癖を再び修正。そして、この際、リア・グリップ側の腕はボクシングで言うフック打ちの様に肘をグリップの高さと一致させると強く押し込む動きが再現されるが、この場合ではシュー時点で引く動きを主導するリア・グリップの位置も高くなり、引く動きを阻害する事から、スィープではリア・グリップ側も極端に脇を開けた姿勢は避ける必要があり、フォア・グリップ側の脇は固く閉じる。
他、シュートでリアのグリップを引き付ける際は握った腕の肘から落とし始め、この次にリア・グリップの柄を引き抜く感覚でロッド全体を引き付ける感覚となるが、この際も闇雲に引き付ける訳ではなく、柄の突端がロッドの延長線上通った腕の付け根を目掛けて突き当てる程の意識で引き、また、こうした時はシルスタッドのジャミラ肩を維持した廻し振りによってロッドの下へ潜り込む一本背負いにて打ち出す事が出来れば概ね成功・・・、と言った所を自身の頭を整理していた。