先日の練習でセミ・ダブルハンド・ロッドの改良型フォームを再び試すと一応は十分に機能すると解り、シュート直後のヘッドが飛び出す初速に関しては向上した印象すら受け一旦は喜んでいたものの、結局は今回もボツ!と判断した訳は従来の方法と比較した総合的な内容にあった。
これは理念とも言える根本的な考えとは乖離し、軸となる体幹を活用したキャストとは成り得ないとの判断に尽きるが、要は現状より更に低い位置からのシュートは腕を身体の横から操作する結果に繋がり、打ち出した直後の瞬間な反発は得られていても、この位置関係ではロッドに体重が載らず飛行したループの展開にもトルクが不足する為、単にシュート時の勢いに頼ってヘッドを弾いている状態に過ぎないから、少し前にシングルハンドで使った画像と同じ状態になると早く気付くべきとも言えた。(笑)
そして、従来型のフォームはシュートで打ち出す位置が若干高い事から短いグリップを受け止める胴体の部所はないも、真上から見た位置関係はロッドが身体の中心を通過し、飛び出したヘッドには体幹を軸として支えたロッドの反発が持つ強いトルクを得られ、自らも飛ぼうとする意思を持ったかの如くシュートの終盤でも失速せずに延びる様に展開して行き、この圧巻な様子を見届けた時点で今の所、これ以上改良する余地は思い当たらず無駄な苦労に終ったが、こうした無謀な行動によって隅々まで納得が行く上、近頃に続くシングルハンド・ロッドの練習によって実はダブルハンドも密かに進化している手答えを感じ、シングルハンド・ロッドは小回りが効く分、ダブルハンド・ロッドの練習だけでは気付かない些細な動きや作用を見出せ、大いに意義があると思える。