♪ カモメが飛んだ~、花粉も飛んだぁ~ァ~。♪
と言った具合だったかは定かではないものの、日本海側を通過した寒冷前線へ暖かい南風が吹き込んだ首都、東京には春一番が吹いて気温も軽々と20℃を上回り、これと共にハックショ~ン!とスギ花粉も一斉に飛び始めた先日の練習日だったが、穏やか陽気に包まれた 翠の洞 は唯一懸念された前線通過に伴う午後の嵐も予定よりも遥かに遅い夕方頃から吹き荒れ、日中一杯は概ね恵まれた条件だった反面、大量の花粉を全身に浴びた結果、就寝後には時折、クシャミを連発させては鼻水が止まらずに翌日は案の定、寝不足気味ではあっても、通り掛かりに見たガソリンの価格表示は以前の状態へと戻って一安心・・・。(笑)

斯くして、毎度の時事ネタは以上で終え、また、この所に続いているシングルハンド・ロッドのネタは今後のお楽しみ?としても、そろそろ16ftによる側面軌道のフォームにも一定の決着を付けたいとして今回、一通りの撮影まで行った迄はいいが、草木も枯れ葉も抜け落ちた今の時期ではラインの視認性が悪く映像としては面白味に欠き、撮影の場所選びにも苦心する。
とは言え、この映像を見ても今一つパッ!とせず、3週間前の練習で時折見られた鋭いループと目の覚めるようなシュート感覚は今回も味わう事もなく、あれは一時の幻想だったかとさえ思えても、シングルハンドに見る確かな進歩を考えても幻想である筈もなく、結局、長いロッドは難しいとの一言に尽き、当時の始めも苦手とする立ち込みが浅い状況に慣れる迄に苦心し、これに慣れた後では本来は得意な立ち込みの深い場所からのキャストが狂い始めてしまった。
3mのオーバーハング分を延ばしつつ、ヘッドを折り畳んで適度な形状と丁度良い箇所に配置させると言った複合的な操作を立ち込みの浅い状況で行う場合では、水面の位置が低い事に操作上の自由度を持て余してはフワリ!と舞い上がるフローティング・ヘッドが仇となって失敗するか、理想通りの形状や位置へ導く事は難しい一方、当然ながら身動きは楽である為、スィープの操作も簡単ではあるが、アンカー抜けを発生する率は高まる。
そして、これと全く相反する状態がウェーデイングの深い場面で、ヘッドを引き抜き終えた時点から既に水面との接触箇所も多く、ここからヘッドを畳む等の操作をした際は水面との接触によって適度なブレーキを得た格好となる為、この操作自体は比較的簡単ではあっても、身動きが不自由である分、この難易度は高まるが、アンカー抜けだけは治まり、こうした傾向に著しいキャスト方法が反転式である。
と言う訳で、色々と都合の良い言い訳を考えてはいたものの、昨晩の素振りで一つ重大な要素にも近頃は忘れていた事に気付いたのは、Mr.ナット・シルスタッドのロッドを引き降ろした直後に突くと言ったシュート操作だった。
これを何故、反故にしてしまったのかには記憶がない事から、既に日頃の素振りから意識に欠いていたのだろうが、恐らくは “ ダスティ・ローデスのエルボー・ドロップ ” の意識によって勝手に作用すると血迷った様に思えると、貴重な一日の練習日や一週間の言う期間も無駄に過ごしてしまったと悔いが残り、ダブルハンド・ロッドのキャストは ♪ 一つ曲がり角、一つ間違えて~、迷い道、く~ね、くネぇ・・・・。♪ と言った印象ではあっても、昭和の歌謡曲はいい!。(笑)