長い晴れ続きから、東京都で発令された乾燥注意報の連続記録が38日間で途絶えるに従い天候の移り変わりも早くなり、雲が広がる日も増えると、今朝方には雪が降り、そして今週末に至っては路面へ積もる程の雪が警戒されているのだが、この低気圧が過ぎ去る頃、恐らくはヘックッ ショ~ン!と本格的なスギ花粉の季節を迎えるのだろう。(笑)

と、毎度のお天気ネタを終え、ふと思えば暫く触れていない印象があるログネスのキャストでも、勿論、側面軌道のフォームに取り組んでいる最中で先日の練習も右のキャストであれば比較的適応は早く、ここには身体が横を向いた体勢から曲げた肘を最後には伸ばして突くと言った “ フェンシング ” にも通じる様な?一定の手答えを感じていたとしても、左のキャストに至っては従来型のフォームから抜け出せない理由には、やはり根本的に動作上の無理があるのかも知れない。(笑)
しかし、ダブルハンドでも折角迷い込んだ林道の奥先をもっと覗き見たいとの衝動から、夜な夜な素振りを繰り返している際には幾つか感じる事があり、これらについて記述すると、長く重量のあるダブルハンド・ロッドのキャストでは腹筋、背筋と言った上半身の反り返りを僅かながらも利用しており、この動きが最も活きる姿勢が正面を向いた状態である事から、両足のスタンスとしては踏ん張りが効く限度内で閉じた位置が適している訳だが、こうした体勢からのシュート動作としては上から下へ振り下ろす回転運動を重視したロール・キャストになる反面、両足のスタンスを前後に広げるに従って、身体ないし、下半身としては最低でも横を向いた体勢へ近付くと同時に前後の重心が移動する間隔も広がり、この際のシュート動作は後退した位置から前方へと突き出す直線的な運動が強い砲丸投げ競技の様な格好になり、これらは少し前にも記述したネタとも近く、フライフィッシングにおけるキャスティングの殆どはこれらの要素から複雑に構成されていたものの、更に左のダブルハンドによる側面軌道のフォームにあった決定的な欠損箇所が最近になって判明したのは、ここでも肩の動きにあった。
この動きとは、以前から再三繰り返し続けている肩(鎖骨)を上げる動作にあり、従来の一本背負い型のフォームであれば既に左のキャストでも染み込んでいたものの、いざ身体の体勢を横へ向け始めた途端、この動きを何時しか止めてしまっていた事に気付き、これを組み入れて側面軌道のフォームを行うと、振り下ろした最後には一旦は上げた状態にあった肩を開放し、ここから下がる動きを利用して腕全体を駆使し横から押すと言った右と同じ操作へ近付くに至った。
すると、この肩の操作は身体の向きが正面となり主に切ると言った戦術を重視した “ 剣道 ” の方法、また横向きの体勢から突き刺す攻撃に重点を置いた “ フェンシング ” のスタイルであったとしても、頭上から振り下しつつも真っ直ぐと前へ突くと言った独特のシュートを実現させるには絶対的に不可欠な部分的な動作であったと解ったのだが、こうした素振りの仮想上フォームが実際のキャストと直結するのかは定かではない。(笑)