厳しい寒さとなった列島各地で大雪注意報や低温警報が発令されているそうで、
群馬県、榛名湖 も全面結氷しては3年振りとなる氷上のワカサギ釣りが本日から解禁されては平日にも係わらず結構な賑わいを見せているから、相変わらず何処の世界にも釣りバカは多い。(笑)
と、言う訳で、側面軌道の第三弾目は先日の練習で感じたシュート理論?について整理したいのだが、これは先週にユーチューブから紹介したフィンランド?のナット・シルスタッド氏が行う二段撃ちの様なシュート動作を取り入れるとした課題に対する内容であって、こうした動作は実際上、両足のスタンスと密接に係わり、この内容を先に明かすと、左右の足を前後へ広く構えるオープン・スタンスに関しては先のシルスタッド氏の様な二段シュートは必要が無く、これは左右の足を前後へ狭く構えるクローズド・スタンスでシュートしているからこそ必要とされる動作だと感じた事から、逆説的に言えばシルスタッド氏の操作はクローズド・スタンスの欠点を補う為に行なわれているのだろう。
そして、ここで指すクローズド・スタンスの欠点とはズバリ言って前後の重心移動にあるのだろうと考えられるその一方、当然ながら有利な面もあるのは、上から下へ向って回転させる動きをフライラインに対して強く与える点であって、これらは2回前のネタにも直線的な動きと円運動の動きとして紹介している訳だが、日本で見られるオープン・スタンスに対し、シルスタッド氏を始めとして多くの外国人スペイ・キャスター達にクローズド・スタンスが多い理由の一つには、先ず体格等による体幹の強さや体力の違い、また、これ以外ではロング・ベリーとショート・ヘッドの差にあり、ベリーだけで30m前後もの長さを持つロング・ベリーラインを先端部までターンさせてシュートする為には回転運動の割合は恐らく半分以上を占め、これが本家スペイ・キャストとは角度返還を伴うロール・キャストたる所以の一部なのだろう・・・と、正しい道を優秀な数々の先人諸氏から正しく学ぶ方々には全くの常識だったとしても、ショート・ヘッドの我流へ突き進む場合では幸いにも?ロング・ベリーの様な回転させる動きに関しては大して重要ではない上、特にナローループが快感で仕方が無い阿呆にとっては都合が良い。(笑)
こうして、長い前置きが終ったと思った途端、一つ有耶無耶にしてしまっている点には、何故、両足を広げたオープン・スタンスの場合ではシルスタッド氏の二段撃ちが必要無いのかに尽きる訳だが、これは前後に移動する重心が長い場合ではシュート動作の終盤でロッドが急停止した時点でも未だ重心は前方向へと移動を続けている状態にある為、その反動が受動的に作用し、無意識の内にロッドを今一度前へ突き出す様な力が働いている為と考えられ、例えば現在のログネスを使った場合でのフォームで言えばリア・グリップが身体と接触した時点でロッド全体としては停止する体勢へ移り、この場面の表現する言葉としては不適切だったとしても、この時点が一段目のシュートであって、この際ティップ部分は依然曲がっている状態であると同時に身体自体も僅かに前へ移動を続けている最中である事から、ロッドも必然的に前へ突く動きが働き、これが2段目のシュートに該当するとの素人考えに基づく。(笑)
ここで、やっと本題へと移ると、側面軌道のシュート動作ではロンチポジション時点でも上半身は下半身と逆を向いた様な真横近くに向く姿勢となり、この状態から最終的に180度向きを変えた真逆の横を向いた体勢となる為、アッパーグリップ側の肩や腕が直線的に移動する距離は通常のオープン・スタンスよりも更に長まり、また先程で言う2段目のシュート操作も大きくなる事から、ループは一層ナロー傾向になると同時に、ループが展開して行く後半から終盤に掛けてはビュン!と加速するかの如く延びる様子は先日の練習で確認済みではあるのだが、やはり身体的なバランスとしては非常に不安定である事に加え、背後の空間も広く使う羽目にも繋がり足場が悪く狭い状況が多い実践等では向かず、そして、アニメも進化を遂げる。(笑)