過去2度に渡って模索したセミ・ダブルハンド・ロッドでのキャストは既に落ち葉が目立つ季節になっていた 翠の洞 から確かな進化を齎した。
ここ3年、毎晩の素振りは日課となって日常生活に深く浸透し、ここから感じた事実としては第一に 「 満足な素振りが出来ない間は実際のキャストも必ず何処かに異常が生じる。」 、次には 「 素振りで完成した動作が実際のキャストに反映されるまでには最低でも2~3週間の期間を要する。」 、との以上この2点は常時、確実に付き纏う絶対的な事象であった為、僅か数日前の素振りから手答えを感じた程度では左のキャストには大きな進展は期待していなかものの、今回は安定感とバランス共に一歩も二歩も突き抜けた気分だったが、その動きは最近の内容とは再び異なる箇所があり、またも訂正する必要があるのかも知れない。(笑)
先ず、前回の話としては肩を上げる動作は同所の関節をグルリ!と一回転させる意識を持った場合では偶発的に起こる動きなる旨の内容を記載した訳だが、今回では未だ左ではこうした柔軟な関節の動きを再現出来ず右と左でのキャストが決定的に違う箇所だった事が解り、この場合はやはりロッドを振り上げた際には肩を上げる意識を強く持つ事が要求された。
更に、この所に重点を置いていたシュート時のリア・グリップを引く動作も左では満足なキャストには至らず、最終的にはフォア・グリップ側に対して押す動作を加える事によって納得の出来る結果を得られたものの、この点も右のキャストとの相違点で右ではリア・グリップの引きを重視する事から飛び出すループは幾分広がるが、トルクのあるシュートと言え、一方の左と言えばフォア・グリップを押しによって前後の直線的な動きが高まりスピード型のシュートで飛び出すループも狭い点が魅力。