禁煙開始から2週間が経過し、完全な決別にも自信が湧いている今日この頃では、そろそろ開封したまま取り残されている商品への責務を全うしようかと考えている。(笑)
斯くして、先日も毎度の川原へと出向いては、何時も通りシングルハンドによる左のダブル・スペイから練習を開始すると、一週間前に右をそのまま真似たフォームによって掴み始めていた感覚は全く薄れてしまい殆ど振り出しへと戻った燦々たる状態。 この直接の原因は “ ピンクレディのUFO ” が不完全!とは、つまりスィープから腕を振り上げる際に頭の横でクルリ!と半円を描く動作に欠いていた様子を今にして思えば、どうやら螺旋状に動く意識に集中した余り、知らぬ間に肝心な基本操作を忘れた誤ったまま日々素振りを繰り返していたのではないかと思えた。
ところが、これに気付いた頃では既に恒例の下流風が吹き始めてしまいアンカーが下流側となるダブル・スペイには全く不向きな状況へと変わってしまい上流下流を逆転させての練習となったのも毎度の事ではあったものの、こうした状態にも少々慣れてしまうと、暴れるヘッドの着水地点が悪いまま闇雲にキャストを開始してしまい、結局はフォームやリズムを崩していた印象は横着か手抜きが招いた結果とも言えた。
しかし、こうした点もダブル・スペイの欠点で応用性?とでも言うか、他の方法に比べキャストの成否はラインの先端位置によって大いに制約される率が高く、リフトからラインの着水に失敗した時点で最早その後を誤魔化した対処はほぼ不可能でこの操作を確実に成功させるにはラインが岸と平行になる箇所まで流れ切った状態にある絶対的とも思える条件が発生し、これ以外の場合ではロール・アップ等を行い一旦は先の状態へラインを導いた後にキャスト動作を開始する必要がある為、個人的には面倒で厄介なキャストで使用頻度も少ないのだが、首尾よく成功した際には跳ね馬を手懐けた様に気分爽快でもあって左右共々是が非でも身に付けたい技術でもある。