先日の練習から感じた反省点や課題は今度こそ12ft半のセミ・ダブルハンドでも整理したいが、毎度の如く、事の成り行き次第によって今回も脱線する可能性がある。(笑)
さて、このロッドに関しては暫く触れてはおらず、本人としても一体何処までの記述を残したのかは曖昧な部分もあるも、確か、セミ・ダブルハンドは、その呼び名の如く操作自体も半分はシングルハンドと考える必要があったと一つの区切りをいた筈だが、これは飽く迄も現在目指している頭上から大きく振り下ろす 大根切り風 なフォームでの話であって、同じく引き付けて飛ばすアンダーハンド・キャスト等であれば小さくスリークォーター気味の動作によって普通のダブルハンド・ロッドと同様に扱えるのではないかと考えられ、端的には腕を振り上げる操作が大きい、小さいなる違いに加え、これを行なう箇所によって得て不得手が分かれてしまう印象もあり、この不得手を決定付けるのはロッド自体のグリップ設定で上グリップが短い事によって左右の手で握る間隔が狭まるのが原因の根幹と言える。
勿論、これらは例のフォーム内で様々な方法を試みた結果から得た答えであって、こうした設定のロッドに関しても元々はアンダーハンド・キャストの様に肘の曲げは維持したまま操作する考えではあったものの、この動作箇所を頭上から真っ直ぐと振り下ろして行うのは窮屈になってしまい帽子のツバとグリップ・エンドが接触も起こす不自然と言うか、全く好ましい方法とは思えなかった。
ここから、次には頭上に振り上げる腕の肘を幾分伸ばす方向へと変わって行ったのだが、この位置から下グリップを引き付けて強く意識したシュートではラインには体重が乗りトルクだけは増してはいても、通常のダブルハンド・ロッドよりも上下のグリップ間隔が狭い事によって引き側であるリア・グリップのストロークが増大してしまいロール・キャストに近い飛行ループになってしまった。
よって、こうした経緯から導き出たのが先の “ セミ・ダブルハンドは操作自体も半分はシングルハンド・ロッド ” と言う結論で下グリップを 引き付ける と例えるよりは寧ろ、7対3から、8対2程度の力配分で上側のグリップを 突き押す シングルハンドに近い意識の動作だった。
しかし、彼是一年以上もの間、両手で握るロッドは常に下グリップを主動としたシュート操作に係わっていた事から、どうしてもこの癖が弊害となって現れロッドの軌道を乱しているのが右のキャストではあっても、この点、元々引き手が不自由な左キャストは直ぐに馴染んでいたのではあったが、背後からのシュート角度は斜めのスリークォーターであった事に納得が行かず、この位置を頭上からへ改めていると結局は右のキャストと同じくロッドの軌道を乱し、飛び出したラインは風に煽られた旗の様にビラビラか、それともベロベロ!と汚らしいループを描くのは未だに改善せず、こうした面ではログネスよりも遥かに難しく、練習時間を割かれてしまい大きな誤算となった。(笑)
斯くして、当初では全く予想外に苦戦しているセミ・ダブルハンド。今、こうして考えると上下のグリップ間隔が狭い場合ではアンダーハンド・キャスト等の小さな動作と相性が良く、ネス・スタイルの様な大きな動作はグリップの間隔を広く保てるロッドが適している事が良く解る訳だが、これを車に例えると前後輪の間隔である ホイールベース と似通った面があり、現在の車は全てロング・ホイールベース化が進み走行性能では直進安定性は益々向上してはいるものの、ショート・ホイールベースのハイパワー車にも楽しさがあり、前輪駆動車にスーパーチャージャーを搭載し、嘗て国内ラリー界を席巻した日産のマーチRも結構好きだった。
ところが、この車も挙動変化が著しく頻繁に転倒やら転落する車としても有名で自身としても林道を疾走させるのは恐ろしい車であったのは正に今、12ft半で行なっている自身のキャストにも似る印象。
そうなるとシングルハンドは・・・、小回りも効きパワー的にも扱いが容易で峠族やらドリフト族にも大人気となった ハチロク 事、AE86のレビン/トレノ 。
で、14ftはと言えば・・・、適度な馬力で比較的乗り易かったファミリア4WDターボとするならば・・・、ログネスは差し詰めギャランVR-4と言った感じになるのだろうか・・・・?、と往年の懐かしいラリー車が登場した所で・・・、長らく放置した本編の 「 低番手編 」 と 「 シングルハンド・ロッド編 」 の映像を大して上達もないまま、全て差し替えてしまう。(笑)