立春も過ぎ、暦の上では春を迎えてはいても、大陸より勢力を拡大した-6℃の寒気団によって本州の全域が制圧され、関東の平野部でも氷点下の朝が続くと先日の 翠の洞 には数日前に降った僅かばかりの残雪と共に薄っすらと川霧が立ち上る寒々しい光景が残像の如く浮かんではいたが、ここへ差し込む太陽からの恩恵は明らかに以前より高い角度から力強く放出され、これには二十四節気を定めた古代との隔たりも忘れ何処かには時代差を超越した共感を覚え、春は一歩一歩着実に近付きつつある。
以上、・・・・・・・・・・・・・・・・・・ おしまい。
・・・・・ではなく、そろそろ各地では解禁も迫り個人的にも以前ならば魚釣りが待ち遠しく感じてしまう所だが、ダムによって雪代の流入が遅れる関東では事実上の解禁、本来の解禁は桜の咲く頃からと考えており、結局、釣りが本格化する時期は少し先となろうものの、これでも練習回数としては残り僅か7回となってしまい最終仕上げに向けて焦る所か、恐らくは間に合わないだろう。
もし仮にキャスティングへの目途が付いたとしても暫し練習を離れ、釣り一辺倒としている間に目指すそのフォームは形を変え、崩れてしまっていると思えるのは、多彩な状況下、また刻々と変化する本流の世界に措いては究極的に難しい方法であり、それ故に実践には不向きで一投、一投じっくりと腰を据えて投げる競技用のキャスト方法にも感じられる事に他ならない。
こうして、何やら言い訳めいた記述してしまうと諦めて白旗を掲げてしまった様でも、懲りない奴は徹底して懲りない。馬鹿は死んでも直らない。往生際も悪い阿呆は諦める事を知らないのではあるが、先日の撮影した映像を見ているとシングルハンド、12ft、16ft、左右それぞれのキャストに反省材料や課題が多く、麻痺した脳内細胞が回復する時間を稼いでいる最中。(笑)