左の反転式によるサイドスロー病への改善では上グリップの握りに始まり、重心、スィープの見直しと様々な試みによって、止水での発症は見らなくとも、最終的に流れのある場所でのキャストが壁となっていた。
止水と流水、この違いが何処にあるのかと言えば、要するにランニングラインを掴んでいるか否かにあり、流水域ではハンドリングを行っている事から、引き の役割を担う右手の握力が低下し操作が不十分となり、ここからシュートの最後に上グリップを無用にして無意識に押してしまっているのが、最近のヘッドの先端をヘニャリ!と内側へ湾曲した状態で着水させる原因で内容としては極めて単純でも、どうしても直せずに居たのだが、夕暮れ間近と迫り今回も駄目かと諦め始めた先日、等々意識的に改善させる事に成功した。
これに気付く迄の過程は毎度の如く遅いものの、後に考えるも曲がりなりには成功する状況を増やす必要があるのは我流による単独練習の宿運にしても、この稀な成功例との比較では闇雲にキャストを繰り返す以前に早期から検証するべきで一旦は頭を冷やし冷静にこの日一日を振り返り考えている内に、どうも失敗している場合では引く動作を強く意識したあまり両肩にはガチガチに力が入っていた事にふと気付き、次の一投では軽くキャストすると ・ ・ ・ ・ ・ あ~ら、不思議、ヘッドは呆気なく一直線に着水してしまい、「 なぁ~ンだ、誰か早く教えてよ~!。」 と言った気分で結局、既に基礎としては備わっていたにも係わらず力みによって全体を乱していた事になる。
斯くして、あまりにも早い日没間際、最後の10投とした内7~8回の割合では取り敢えず現状としては納得出来る状態にまで仕上がっていたのだが、ここで再び気付いた要因としてフォームには若干の変化を感じ、何時しか幾分ながらも 一本背負い 気味の体勢からシュートしている様子が伺えた。
この一本背負い型シュートは前回、雨の練習にて有効性は感じつつも上グリップの突き押す手段であった事から採用を見送ってはいたものの、僅かに取り入れると一体どんな結果になるのかと言った興味も頭の片隅には残像の如く居座り、これを無意識の内に実行していたのも功を奏していたのかも知れないが、ニコニコ動画の取り扱いには苦労を強いられ、相変わらず訳が解らない。(笑)