お盆真最中だった先日の練習場所。ここには毎度のバーベキュー族を始め、水浴び族にワンコ族と言った普段見掛ける事が少ない種族までも集まり大賑わいするが、今年は他にも練習を目的として訪れていたと言うこの地域では珍しい方にもお会いし、所持されたスペイロッドの中から日頃から興味を持っていたCND社製品に触れさせて戴く機会を得るも写真へと収める事はすっかり忘れていた。(笑)
魚を釣る為のキャストから競技志向が強まった昨今、ネス・スタイル等を見ても何処かシューティングに近い印象でもあり、また使用されるロッドも嘗てのパラボリックと呼ばれるアクションからファーストに近いロッドまで登場し、その商品概要を見ても良く飛ぶ、反発を早めた等の説明書きがなされると元々好きなロッドメーカーでもあり期待感を持っていた。
その内の一本、この名から女子高生用の雑誌を彷彿とさせる シックス・ティ~ン!。(笑)
これは、全長が16ftに設定された事からの由来らしく販売から数年が経過し最早珍しいロッドでも無いが、2本のテイップから競技用を繋いだ状態で素振り気味に振らせて頂くと、久し振りに手にした本格派のスペイロッドはその想像とは全く違い以前そのままの柔軟。ある意味CND社らしいアクションに全く変わりは無い印象だった。
確かに嘗てのエキスパートシリーズと言った初期型と比較するとテーパーと言うか曲がり始める箇所は根元から中央付近へと変わっているが、既にログネスのアクションが体内中に浸透している為か曲がった後の復元スピードはとても鈍く感じられてしまい、結局ロングベリーを扱うにはこうした長い溜めを得られるロッドが必要で寧ろスローでありながらも早い復元力を持ったログネスこそが極めて特殊な部類に入るとも言えるものの、重量面で比較するとバランスとしては先がやや重い印象でも全体的には驚く程の軽量で9/10指定のロッドだったかと思いきや実は11/12だった。
そして次の一本は最新型である I Spey Classic 16'6" #5/6/7/8。
これは定番手でありながらも全長は長い設定となっており、長竿好きではあっても釣りの対称魚に対しては番手が高過ぎてしまうと言う矛盾点を解消するロッドとして非常に注目していたものの、やはり先のシックスティーン同様にとても柔らかいロッドであったのは今にして見れば名の通りで、当初抱いていた購入せずにはいられないと言う恐怖感もこれを手にした瞬間、ホッ!と一安心した。
しかしながら、こうしたロッドでもショートヘッドを問題なく扱えると言うよりは実際上、意外と扱い易く、飽く迄も好みの領域に過ぎない為、5~6年でも経過し中古市場で安く取引される頃、場合によっては入手している可能性もあるのだが・・・・・、それにしてもCNDさんのHPも全然~更新がなされない。(笑)