さて、昨日のお話では右のキャストは良くも、左のキャストは全く悪い、と言った風な内容にはなっていたが、実はただ一つ、右のキャストには左のキャストにも劣る欠陥があるのは見る方によっては直ぐに解ってしまう為、恥ついでに、また小ネタとしても自ら暴露して指摘する事にした。(笑)
これも自身を戒めるべく以前にも取り上げていたものの、足場が悪い状況が多い実践の釣りでは中々こうしたキャストをする機会も少なく、すっかり忘れていたというのは毎度の言い訳に過ぎず、こうした同じ失敗を度々繰り返す辺りにもセンスが無い、覚えが悪い要因であり、今回の場合では足の使い方、具体的に言えばシュート時に前へ踏み込んだ足の膝を曲げてしまっている点に尽きる。
この件はオーバーヘッド・キャストでも全く同じ筈で、キャスティングの操作としては直接無関係と思えるも、シュートの時点で踏み込み足の肘を曲げているのは重心等にもよるものの現状のフォームでは最終的にロッドティップを限度以上に下げる結果を招きシューティング・ヘッドを使った際、ランニングラインが引き出していても延びて行ったヘッドのターンは鈍く決して真っ直ぐには着水しないのは今思えば当日も例外ではなかった。(笑)
個人的にこの過ちは、何故か右のキャストで犯し易い傾向にあり、特には無用な力みが生じると現れ、また一方の左では先の映像を見る限りシュートの最後に上体が後方へ反り返る様な体勢となって重心の移動が不完全でロッドにも大した負荷を掛けられていないと思えるから、キャスティングとは人体力学でもあり、人間の構造学でもあった訳だが、こんな足使いは足元が整っていないと不可能である為、実践は練習や競技等とは矛盾する部分もある。