ダブルハンドにシングルハンドと2本のロッドを準備した先日朝一番の本流。
本流の水量としては決して多くもなく、至る所の筋は幾分の深みが残されていた事から、こうした狭い箇所は先にシングルハンド・ロッドで小刻みに細分化しながら軽快に毛鉤を流すといった初の試みは面倒ではあっても中々面白かった。
ただ、吸い込む様なウグイの反応が3度あった程度で残念ながら左腕一本のキャストでは魚を釣る事は出来ず課題も多く、数種類のキャスト法を試した中では結局はシングルスペイが最も簡単でフォールのタイミングも比較的整っていた印象だったが、何故か抜上式ではシュートとフォールが同時作動してしまい、久し振りの十字反転式は全く約に立たず、また何にせよ、兎に角力ずくでシュートしている為、直ぐに筋肉痛だった。(笑)
これは、前回フローティングを使った際には気にならなかった事から、この時用いたインターミディト + タイプⅠの組み合わせにも一因があって本来ならばロールアップする所を相変わらず省略している為、ダブルハンド・ロッドでは苦にならないシンクレートでも片腕だけで引き抜いている事も影響していた様に思える。
今迄こうした筋肉疲労はキャスト動作の問題で力んで無駄な力を入れているだけと簡単に捉えていたが、実は沈んだヘッドを引き抜く際の労力というのは結構疲れると感じ始めたのは、つい最近で長いログネスすらタイプⅡの本体を左右一方で長く使い続けていると夕方頃には上腕の筋肉に疲労が蓄積しているのが解り、ダブルハンドではキャスト動作だけに留まらず、単にロッドを立てる際にも下のグリップを積極的に使う癖も身に付ける必要があると感じた。