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HP”飛翠cast”の日誌。                                     
by hisuycast
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 6月28日  山背吹く本流の傍らで。
  またしても増水に見舞われた。
  減水気味だった何時もの本流は、週明け未明頃からの雨によって潤い、今回の釣行では丁度いい頃合とも思われたものの、山間部では予想以上の降雨量だったらしく水位の低下が著しく遅く、結局は濁流のままだった。
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  それでも止せばいいのにノコノコとやって来たのは昼前の午前11時。一旦は午前4時に起床するも、雨模様の天気と先週の疲労で再度寝入ってしまったが、それでも気力も萎えたのか未だ眠くてしょうがない。
  これは他の釣り人も同様だったのか、この日対岸には稚鮎釣りが5~6人居るも、こちら側にはブッコミ釣りが一人のみで珍しく誰一人やって来る者も居なかったのは、関東平野の真ん中で鱒を釣るには流石に限界であると皆感じているだろう。
  変人としても、最後に遥か上流で山女魚でも釣るかと迷うところでも、やはり昨今のガソリン価格高騰、おまけに数年前は500円だった入漁料も噂では2000円にも跳ね上がっていると聞くと納得出来る確証がある訳も無く、態々高速道路代まで使って出向くのが経済状況からでも虚しい。これらは皮肉にも温室効果ガス削減対策には実に有効に作用しているという悲しき現実がある。(哀!)
  では、いっそ練習に徹するかと考えるも、ここまで釣りの期間、回数が少なくて果たしていいのだろうかとも思えると今回も一応は釣りでもしておくかという計らいになった。
  先週減水時には20℃にまで上昇していた水温も17℃まだ低下していたが、北東から吹く山背(やませ)によって気温までも16℃と4月並みとなり寒い。
  例年、梅雨時言えばこんな気温の低下が頻繁にあったものだが、ここ数年では無かった現象で、これではお目当て?のハクレンやハス等の鯉族も沈黙し、結局は練習だったが、考えて見ればこれも毎度の事で今回は開始からずっと10mヘッドを使った。
  この右岸では、ログネスから左の抜上式でキャストしている事が殆ど、これは膝下の立ち込みに関しては略支障はないが、水面が股を越え腰にまで達すると10mヘッドでは精度が低く、近頃と言えば安全策というべきか、確実性を優先して簡単な9mヘッドを使っていても、短くて馬鹿重いラインと言えば現在RIOのスカジットヘッド、即ちフローティングラインしか存在自体が無く、何時までもこんなモノに頼ってばかりでは進歩が無い。
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  堆積した砂は岸寄りだけが流され水辺には縞模様が浮かび上げると増水によって岸際から緩い流れの箇所で急深となり、深く立ち込んだ体勢からでも身体的には楽、これは練習に御誂え向きでも案の定、開始から失投が続き、殆ど原因は前方への送り出しだった。
  引き抜いたシューティングヘッドを折り畳むと同時にランニングラインを3m程開放し前へと送り出す角度等の目分量が不足しているのだが、9mヘッドでは許容範囲が広いというか誤魔化しが効く。
  これが不思議と14ftのロッドの方が安定していたりするのは、どうも2ft分ロッドが長くなる事に目が付いて行かない、目測を誤るといった箇所にも原因がある様に思えてならず、これを右の眼で追うのと左の目で見るのとでは何か勝手が違う。
  利き腕と同じ現象が眼にも作用するのか、単に左右視力の差による誤差なのか、左のキャストは単に動作のみならず、目測を計る上でも不自由な感じが残るが、こうした誤差も回を重ね脳に学習させ、今回では16ftのログネスでも随分とキャストの精度が向上し中々有意義な練習にはなっていた。
  
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  それでも、何でもいいから魚が釣りたかった。(悲!)
  
  
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by hisuycast | 2008-06-28 13:51 |   修   行 ( 両腕 )
 6月25日  跳ねる魚と推定無罪。
  相変らず釣人は先入観が激しいと言うか、どうも物事を主観的に捉え何らかに決め付ける傾向が強い。
  良くありがちなのは、逃した魚の話。引きが強かったから、アレは○○だった等と正体の確認も無く、また釣り針の掛り所も解からないまま魚を勝手に断定している事もしばしば見受けられる。
  また、跳ねた魚も然り、大方の色と大きさ等だけで勝手に判断しては特定の魚であると信じて疑おうとはしない。
  こんな事を言うのは極端な偏屈者の考えなのだろうが、魚が跳ねた瞬間、網でも差し出して捕獲して確認しない限りは特定の魚と断定出来ない。人間の世界で言えば現行犯逮捕でもなければ、その犯行を証明するには多大な労力が必要で起訴から有罪が確定するまでは犯人では無く、飽く迄も被告人に過ぎない。(笑)
  と、まぁ遊びである釣りの世界でここまでは言わないまでも、遠くで一瞬ソレらしき魚が跳ねたのを見ただけでは数種類が考えられる場合、この中から識別するのは肉眼では殆ど不可能だろう。
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  先日、何時もの本流で出会ったルアー釣り師曰く、友人が昨日にの跳ねを見たから、まだ居るらしい等と話していた事から、ここには様々な魚も居るしと決め付けるのは早計ではないかと毎度の変人ぶりを発揮していると、事も有ろうか大きめの淡い色をした如何にも ソ レ らしき魚が遠くの浅瀬でバシャ、バシャ暴れているのが見えると、変人もその地点を指差しながら 「 あれ!、本命じゃない。」 と咄嗟に叫んでおり、自らも魚種が解からない内から勝手に決め付けていた事になりかねない。(笑)
  しかしながら、早速その場に駆け寄って見ると、この魚は何らかの原因で衰弱し、浅瀬へと打ち上げられてしまったらしいであった。
  こうなると釣り人の先入観も満更でもないのかも知れないとは思いつつも、一応釣り人に対しては ・ ・ ・


  「 ちゃんと確認しましょう!!」   と言いたい。(笑)


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  それにしてもこの鱒、もう駄目かと暫し記念撮影となっていたが、胸鰭をピンと立てた様子から流れへと戻すと物陰に身を潜めようとでもしたのか足元に擦り寄った姿はまるで餌をねだる猫の様で実に可愛らしかった。
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  その後、再び元気になって流れに帰って行ったのだろうか。
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  知っている人は言わないでね。(笑)
 
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by hisuycast | 2008-06-25 17:11 |   釣   記
 6月23日  些細な一言。
  先日、何時もの本流は一時期の雑踏が解消されると誰しもが穏和な心境へと移り変わっていたのか、変人としても釣人と出会う度に声を掛け、また逆に向こうからも声を掛けられる事も多く、過去混雑中の殺伐とした雰囲気とは明らかに違っている様に思えた。
  恐らく増水も長く続き、暫くはお目当ての魚も殆ど釣れていない事でも、誰しもが何らかの情報が欲しい、期待の持てる話でもないのか、こういった心理状態を共有していたのかも知れないが、いざ会話を始めると皆、気さくで多少なりには安心していた。
  この中の一人に年の頃で20歳代中頃に見えたルアー釣り師が居た。
  当初、乗り込んで来た車、そして髪型等で渋谷の街でも徘徊しているヤンチャな若者風に見えてはいたものの、暫くすると彼が変人の背後を通り、その際こう声を掛けられた。
  「 下流側に入りますけど、間隔は何メートル位空ければいいですか?。」 
  これには些か感動した。(笑)
 
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  過去一度こんな会話を交わした事があったものの、相手はそれなりの年齢だった上、この時は珍しく同類の釣り通しでもあり、ある程度は頷けるが、少なくともこの場所では釣り人の下流でもお構いなしに立ち入って来る事が殆どでもあった為、些細な一言で彼らの世代そのものを見直し、これと同時に見習わなければないと感じた一日でもあった。
 
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by hisuycast | 2008-06-23 15:47 |   釣   記
 6月21日  酷遇の本流。
  先月20日より続いていた増水状態も先週末の土曜日より、やっと平水に戻ると、何時もの本流は予想通り減水に転じていた。
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  未だ夜が明けない先日の午前4時。何時もの本流へ到着すると対岸の稚鮎釣りは大勢詰め掛けているが、鱒を狙う釣り人はもう見当たらない。やがて暗がりの中、身支度を進めていると毎日来ている餌釣り師がやって来た。空かさず近況を尋ねると、もう10日間程釣れた様子がないとの情報からも既に最盛期は過ぎ去り、その期間の約半分は増水によって閉ざされていた事になるのだが、これは多くの鱒達に対し安全な長旅を促したとも考えられる。

  それにしても水が引いた光景も久し振りに見たが、堆積していた砂は手前側が流された程度で依然中州と化して残り、見事に期待を裏切ってくれた。一ヶ月近くも続いた高水位でも、たったこの程度にしか回復しないのであれば、嘗て岩盤と深いカケアガリの躍動的な地形は、もう二度と見られず本流の砂漠化は今後益々進行するのではないだろうか、また、これを心底嘆く釣り人は一体幾人居るのだろうか。

  右岸にまで登場した不毛の中洲へと渡る。水温を計測すると既にこの時間で20℃もあり、鱒釣りとしては無駄なキャストを繰り返している様に思えてならなかったが、こんな悪足掻きをする者が暫くすると一人二人と増え始め、一時は5本もの釣竿が立ち並んだのは意外だった。少し前、苦々しく感じたこんな状況も今となっては頼もしい同士にも思え、誰でもいい、誰か釣り上げてくれとも祈ってしまう。
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  しかしこの日、誰一人としてお目当ての魚を釣り上げる事も無く、多くの釣り人は数時間で諦め引き上げて行く。ただ一人夜明けから日没まで粘っていた変人にもアタリ一つ無く、昼間の長い本流にも再び闇が訪れると、心身共酷く脱力感に見舞われる。
 
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by hisuycast | 2008-06-21 13:59 |   釣   記
 6月18日  流速の謀略。
  明け方の大雨も正午を過ぎるとすっかり止んだ先日、練習場所として選んだ河原へと到着する頃には既に晴れ間も広がり始めていたのは皮肉的ではあったが、普段水量に乏しいこの川は増水によってダブルハンド・ロッドの練習としては都合がいい状況になっていた。
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  よもや増水によってシングルハンド・ロッドの用意が無かった事には些か後悔が残ったものの、湖では好調だった左の反転式 ( Reflector ) が越後の本流になるとキャストを崩した事がどうしても納得出来ず、あれ以来ずっと疑念として残り、週一度の釣りさえ不能になってしまったにせよ、一つの課題へ集中するには丁度いい機会でもあった。
  先ずは毎度のログネスを取り出し早速キャストするも、長いこのロッドでは反転式も長らく使う機会が無く当然乱れて暫く格闘し、一旦ロッドを扱い易いウィンストンLT-speyの14ftに替えキャストを続ける内に何となく感覚が戻って来た。
  それにしても実際こうして、両者を比較すると扱いが容易な点ではLT-speyに分がある。軽いのは勿論、ティップが柔軟である事が一番の要因である様に思えてならない。そして次に来るのは、やはりロッドの長さ。
  16ftもあるログネスではテコの原理からも操作する動作は小さくさせなければいけないのだが、どうしても左では力が入り過ぎているのか、それとも癖なのか、キャスト動作が大きくなるに従いロッドの角度までが大きくなり十分な負荷が得られない。折角の反発力を殺してしまっている。
  毎回の同じ原因に気が付くとシュートの動作は回復した印象だが、何かDループの形成が不完全なのか、動作が大きい事が直接の原因とは考えられず、更に模索していると再びある事に気付いた。
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  それはシューティングヘッドの折り畳み方にあった。
  ここでは増水している事もあって流れが速いが、キャストが整っていたのは流れが全く無い湖であり、その時の感覚でラインを操作していたのでは、こういった場所では通用しないのではないか。
  ふと、こんな事を考えると、シューティングヘッドを折り畳む動作をこれまでの投網を打つ様な操作から、もっと前方へ送り出し細く折り畳む様に変えると極細ループが復活した。
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  今更ながらの事とは思えても、こんなキャストに教科書なんぞある訳も無く、また誰かの教えによって覚えた方法でも無い。更に右の操作にしても元々は直感頼りで現在に至っては殆ど後者の方法でキャストしている傾向がある。よって自分自身気付かない事象が未だに残っていた訳でもあるが、この件は思えば過去にも思い当たる節が色々とある。
  ある日の練習で反転式の感覚を掴んだつもりでも、次の週になると全く元の状態に戻ってしまったり、同日であっても場所を少し移動しただけでキャストが乱れたり、逆に安定したりしていた事でもつじつまが合う。
  また、考えて見れば抜上式でも流速を考慮してライン位置を調整しており、当然、反転式でも流れを考慮する必要があったのではないかと今頃にもなって気付いたのかも知れないのだが、この方法はアンカー位置が後方に移動する傾向が強いのが些か気になると同時に様々な流れに遭遇する川でのキャストはあらゆる場所に対応する能力も必要とされる事でも難しい。これは慣れもあるが、やはり止水では角度変換する機会も少なく殆どがスイッチ・キャスト、明らかに簡単である。
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  こうして時間を持て余すかとも思えていた練習は、意外な収穫を得て、また飽きる事なく夕暮れ近くまでキャストを続けていたが、思い起こせば岩の上で一時間以上も昼寝していた。(笑)
 
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by hisuycast | 2008-06-18 17:40 |   修   行 ( 両腕 )
 6月16日  流浪の本流。
  突如の増水に見舞われた先日、何時もの本流をずっと遡ると、何処かに釣りが可能な場所を求めて彷徨っていた。
  最初に訪れたのは、この釣りに相応しい河原のある地域まで約一時間掛けて辿り着いたが、大支流を一つ避けても増水からは逃れる事は出来ず、この時点で今日の釣りは諦めるしかなかった。
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  ならば今後の為にも新たな釣り場を求め、これまで未開拓だった更に上側を下見する事にした。
  ここから10分程移動した橋の上流から河原へ続く道を探したが、この地域にもなると河川敷は狭くなり土手の直ぐ際から工場等が建ち並んでいる事も多く、車で河原まで辿り着ける場所は殆ど無い印象を受けた。
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  更に上流へ移動。予め地図情報等でも解かってはいたが、この地域の本流は集落の直ぐ下を水路の様に流れ、断崖状になっている箇所が多く、余所者が事前調査も無く突然訪れたのでは河原への入り口を見付ける事が困難を極めた。
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  よって今回はここで切り上げ、再び最初の地点近くにまで戻り巨大な橋の下に潜り込んで昼食を取りながら雨宿りをしていると淀んでいた空に明るみが出ていた。
  せめて練習でもするか。こう考えると左岸から左の反転式の練習をしたいのではあるが、今この流域では下流から風が吹いてしまいダブルスペイの変形である反転式には都合が悪く、風の弱い山間の河川へ向うべく、最後に訪れたのは結局この地になっていた。(笑)
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by hisuycast | 2008-06-16 15:33 |   釣   記
 6月14日  雷鳴轟く呪縛の本流。
  タイプⅣのシックティップが、ググン、グゴンと川底を捉える夜明けの本流。
  何時もの本流は、週末には水位が少し安定するも、週の中頃には再び増水という呪われた状態を再三繰り返していたが、先日はこの呪縛が解けたかに見えた。
 
  時刻は午前4時を回っている。雨模様の天気とは言え、こんな時間に到着しているのでは既に遅いだろうと思いつつも、人気のある右岸の駐車広場に到着すると以外にも車は二台のみで釣りを開始する様子も無く談笑しているだけ。
  ここから軽く会話を交わしながらも、そそくさと支度を済ませていると一番に釣りを開始、何と右岸の核心部を独占出来てしまった。
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  今年からずっと失われていた川底も回復傾向にある感触がシンクティップを通じてロッドにも伝わり、また混雑も解消され事からでも今度こそ何かが起こりそうな気配を漂わせていたが、次の心配事は雨へと変わっていた。
  この雨、前日の予報では平野部のみに降る雨であり、これによって釣り人を減らし幸運を呼ぶ雨とも考えていたが、どうも上流方面の雲行きまでもが怪しく、雷鳴が轟く鉛色の不気味な夜明けを迎えていた。
  一旦は平水近くまで落ち着いていた何時もの本流だったが、やがて塊の様な大粒の雨へと変わり、瞬く間に水位が上昇し警報も鳴り響き、対岸に見える稚鮎釣りの一団は正に蜘蛛の子を散らす様にそそくさと退散するといった凡そ夜明けとは思えない程、物々しい。
  久しく混雑の続いた右岸は、待望の静寂を取り戻していたが、予定外の豪雨によって微かな期待感も僅か数時間の内に濁流へと流され、何時もの本流は再び呪縛に包まれた。
 
 どうも今年は運が無い。時刻も未だ午前8時、この後は一体何処へ行き、一体何をすればいいのか、あれこれと考えていた。
 
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by hisuycast | 2008-06-14 13:10 |   釣   記
 6月11日  一石三鳥の天井糸。
  あらゆる釣りの仕掛けにおいて絶えず付き纏う実に厄介極まりないのが、糸ヨレ。
  これはフライフィッシング界におけるランニングラインも例外では無く、これによって糸絡みを誘発する為に極力解消したい。
  また、これも河川等の流水域において発生する独特の現象なのかと思ってはいたものの、先日の湖でも長時間キャストを続けていると、やはりランニングラインの捻れ現象が起こっていた。
  こうした “ 糸ヨレ ” は、スピニングリール等と同様の発生原因でラインの径が太くなるにつれ発生するのかとも考えていたが、この時は普段より少し細い30lbのランニングラインを使用しており、この場合では寧ろ径の太いランニングラインの方が起こし難いのではないかと思い始めていた。
  ランニングラインといえば遠投が効くといった利点を重視し径の細いラインを選択しがちだが、これがシューティングヘッドを使ったスペイキャストとなると少々、いや相当都合が悪く、特にオーバーハングが長いという特徴を持った 飛 翠 にとって径の細いランニングラインでは剛性が劣る為にオーバーハングを長く保持してキャストする技術的難易度が上がり、更には細い事によってオーバーハング部分だけが縮れて劣化をも早めてしまい益々分が悪い。

  ここでランニングライン使用時の “ 糸ヨレ ” は何処で発生するのか。これを変人なりに考えた。
  当初、流水でランニングラインを流れに漂わせている際、自然と捻れているのかと安易な考えを持っていたが、湖でも発生するとなればキャスティング動作、即ちフライロッドを前後させる際に 捻 り を伴った操作によってもランニングラインはガイドの内側を回転する事で生じ、その根本となる箇所を挙げれば “ トップガイド ” とランニングラインとの接触面となる。
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  この様に、ロッドに取り付けられたトップガイドの内側をランニングラインが回転して捻れが起こるのであれば、回転軸の法則やら何やらで?、径の細いラインよりは太いラインの方が回転する回数が少なくて済む?、それとも、ただ単純にラインが太い分、捻れ剛性に対しても強い??、これらは定かでは無いが原因が何にせよ、径の細いランニングラインの都合が悪いのはトップガイドと干渉するオーバーハング部分だけに集中し、極端に言えば残りの部分を幾ら細くしても一向に構わないという事にもなる。
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  そこで、先週、先々週と2週に渡りテストしたのが、このランニングラインであり、痛み易いオーバーハング部分だけを使い古した太いラインとして用いて見た。
  越後の本流では、25lbのフラットビーム後端3mに同35lbを、先日では、バリバス30lbのシューティング・ナイロンに3mのアクロン35lbを繋ぎ、この接続部分をセメダイン社のスーパーXで雨粒状に滑らかにした。
  たった二度のテストで結論付けるには早計で、正直捻れ現象に対し、如何程の効果が得られるのかは解からないものの、劣化し易いオーバーハング部分は補強され、剛性も向上してキャスト動作が容易にはなっているのは略間違いない。
  また副産物として、これまで曖昧だったオーバーハング部分の長さが違う種類のランニングラインを接続した事によって明確化され、常に一定したオーバーハングを保つ事にも繋がり非常に便利だったが、ふと何かに似ている様に思えた。
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  そうこれ、鮎釣りや渓流釣り等の道糸に用いる “ 天井糸 ” ではないか。 (笑)
 
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by hisuycast | 2008-06-11 17:11 |   仕   掛
 6月8日  無の本流。
  またも増水。高水位が長らく続いたまま梅雨入りを迎えた何時もの本流は週末を過ぎると雨が降り、再び濁流に飲み込まれた。これは釣りとして絶望的状況であるのはインターネットの水位記録からも容易に判断がつくと、前日あれこれと行き場を迷うも、いい加減に最も気になる場所へ行きたい、そして最も行いたい釣りが三週連続して出来ないのは憤懣やり切れない。こんな考えから先日は無駄を承知で何時もの本流へ向う事にした。
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  丁度いい機会であると午前に私用を済ませ正午を向える少し前に到着した何時もの本流は、既に油菜は枯れ、伸びた葦が群生する夏の様相へと移り変わっていた。
  草叢が垂れ下がり行く手を拒み始める河川敷を進むと誰も居ない奥の車置き場へと辿り着く。河原の狭く一層遠退いた対岸には稚鮎釣り数名が見えるも、こちら側にはルアー釣りが一人居るだけではあったが、こんな状況にも係わらず未だルアーを投げる者が居るのであれば、状況が再び好転すると沢山のルアーが交錯する混雑した水辺へ戻るのか。
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  雨続きから気温の低い日が続いた関東も、この日ばかりは梅雨の晴れ間が広がり気温が29℃にまで上昇するとの予報からゴアテックスのウェーダーを選び、一切の河原が失われた本流へと浸って行くと普段は平らに思えた箇所は窪んでいたらしく予想以上に深く斜面直下からの水深は一気に腰にまで達すると16度の水温も思いのほか冷たく、額の汗も一気に引き一転して身体が冷える。
  当初、濁りは予想された程ではなかったが、上流で何らかの変化があったのか直ぐに水田状の色へと変わった。これでは釣りとして益々無駄な抵抗で半ば練習を兼ねてはいるものの、出来る限りの最善策は講じようとタイプⅡの本体部にタイプⅣのティップを繋ぐ。
  本来ならば更に沈めたい所ではあっても、平水から1m以上も水位が上昇している状況で釣りをするとは全く考えが無く、何処にどういった障害箇所があったのかを把握しておらず無難な選択に留めた。
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  一体何故こんな無駄な事をするのか。そうか、練習だったな。こうした自問自答を繰り返してはキャストを続けるも、実はただログネスの感触を味わいたいだけだったのか。

  この所、ここ右岸から左の抜上式でキャストする際は全長9mのヘッドであったが、今回は10mヘッドによる左のキャストを練習していると毎度恒例とも言える厄介な下流からの風が強まり始め、釣りという行為自体すら殊更困難にさせる。
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  こうして濁流と化した無の本流へ向い、ただ無駄と思えるキャストを只管繰り返してはいたが、やはり左のキャスト、そして逆風にも負けない術を今後の課題と見出し、この日が終った。
 
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by hisuycast | 2008-06-08 14:32 |   釣   記
 6月4日  定説の覆らない本流。
  可愛らしい山女魚達に元気付けられた先日、越後の本流。車を走らせ一路下流へと移動していた。
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  交通量の多い国道を逃れ、田植えを終えたばかりの水田地帯を通り抜け川幅の広がった流れに再び戻り、昼食の後、釣り場を吟味するべく川沿いを更に下って行くと、昨年の台風被害から未だ丈が伸びきらない群生した柳の向こう側に見えた流れに視線が釘付けになった。
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 今回、新たに発見した箇所。対岸に広がる雑木林の下は崖状の急斜面を形成し結構な水深もある事が予想され、ARCの14ftにはタイプⅡのライン、ティップにはタイプⅣを接続し暫く釣り下ると、何と断続的にライズしている魚が居た。
  これは手前側の浅く淀んだ箇所でもあった為、ウグイの類いであろうと無視していると今度は何かのモジリも見られ、こうした光景をこの本流で見るのは初めてだった。
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  思えば雪代も末期で水量も少ない印象で、水温も15℃とこの時期にしては焼けに高い。ここからラインをスカンジナビアンSTヘッドにタイプⅠのシンクティップ、フライを嘗て信頼出来た8番のローウォーターフックに巻いたフライへとそれぞれ交換するも、結局は何も起こるはずも無く、再びライン、フライを釣り始めの状態に戻すと反応があり、ここか期待を持って更に下って行くと相変らず小型の虹鱒が掛かった程度で終わり再び移動する。
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  次の地点は以前から気になりつつも水辺へと降りることも無かった支流との合流定点。ここも台風の影響からか、思い描いた流れとは違い時間の無駄でもあった。

  ここから更に下り右岸から流れを見た河原は更に開けた一帯は数年前に訪れた様相とはがらりと変わり遠目には良さそうに見えても、いざラインを漂わせると岸際からの流速も魚が定位するには早過ぎる気配で再び無駄な時間を費やしてしまった。
  慣れない土地での釣り場探しは、新たな発見と共に時間を無駄する事との紙一重にあるのを再認識されていると日没時が刻々と迫っていた。
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  仕方が無い。最後はあの場所に掛けるか。向う先、勿論そこも大した魚が釣れた訳でもないものの、現在この本流を知る限りでは最も好きな箇所であると同時に多くの釣り人にとっても欠かせない箇所となっているだろう。
  上流からの強風。これは南寄りの風ではあっても、ここ日本海側では上州との県境から吹き降ろす山側からとなり日差しの脆弱化によって薄っすらと寒くなり始めると、強風に耐えるモンカゲロウより本日最後の釣りが迫っている事を告げられている様でもあった。
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  テイップも含めライン全てタイプⅣに交換し、夕暮れ迫ったプールを左岸から釣り下って行く。
  この風を考慮すると本来ならば左の反転式でキャストしたい所ではあったものの、この日はどうも芳しくない。
  つい一週間前、湖で出来ていた動作は道具と状況が変わり、そして流れを伴い方向転換を必要とされるとキャスト動作が崩壊してしまった。
  しかしながら、今ここで練習している訳には行かず危険を覚悟で身を屈めながら右の抜上式でキャストするも、意外にも自分自身をフッキングする事は無かったが、これも10mヘッドの恩恵であり、恐らくはあと2mでも長いヘッドであれば忽ち身体に接触していたに違いない。
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  少々根掛かり気味でここをスィングで暫く探って行くとコツンと反応からプルプルという振動がロッドに伝わるも、これも小さいと油断した隙を付かれたか、シューティングヘッドがトップガイドを通過する際、リーダーだけヒラリと宙を舞った。
  幾ら小さくても、ここでは滅多に釣れない。折角掛かった魚は確実に捕らえる様に心掛けておくべきだったと少々反省し、次の一尾を目指すも、この本流この流域では何時しか “ 1プール、1尾。” という個人的な定説が出来ていた。
  一方で釣りの世界、特にフライの世界で “ 夕まずめ ” と言えば “ イブニング ” 等と称して最高の時間帯でもある筈なのだが、これも何処かの本流で流行している “ 夜釣り ” でも敢行する必要があるのか全くいい思いをした例が無い。
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  結局この定説はこの日も覆す事が出来ないまま、浅瀬へと突入して時間切れとなった。
 
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by hisuycast | 2008-06-04 16:46 |   釣   記