下側の引き、上側の軌道と手振れ、そしてシュートへのタイミング、反転式による 空白の瞬間 と実に様々な課題を抱え先日も練習へ行くと日頃の素振りが役に立ったのか、何と一投目から以前のループが復活していた。
こうして、当日はこの事だけで既に大満足ではあったものの、僅か一時間足らずの練習で帰宅する訳にも行かず、その後はシングルハンドの練習を一時間程挟み、再びダブルハンドを握ると又も再び悪い状態へと逆戻りしてしまい、最早脱出不可能となり、その時の感触も完全に失われていた。
朝一番のキャストは一体何だったのか。(悲!)
まぁ、それでも自己分析の結果は全くの間違いでは無かった上、最低限右上腕の手振れは解消され、また下グリップを引く感覚は左右で掴み始めている。
そして、キャストを崩す最大の原因は、やはり “ 力み ” であるとつくづく感じる。
朝の一番では動作だけの確認だった為、力みが無かったのだが、少しでも飛ばしてやろうと考え始めた途端に力み加わる。こんな簡単な事を十分解っていながら、16ftあるログネスでは中々消し去る事が出来ない。
では、この 力み とは一体何であるのか。やはりこれは、 余分な力 や 肩の力 と解釈出来き、具体的にどの部分が余分なのかと言えば、スイープからシュートに入る動作にある。
先ずスイープで肩の力が入ると、その力みが継続してしまい、こうした腕にロッドの負荷、重みが加わった状態では腕を真っ直ぐ突き出す事は出来ず、シュートには背中を曲げた何処か 一本背負い と言うか つんのめった、前のめりになった体勢であり、これらを野球の打撃に例えると 軸がブレた 動作になる。
シュートの動作は飽く迄も、ゆっくりと始め、途中から加速させるイメージであるのはフライにおける如何なるキャストも全て一緒で、ロンチポジションの体勢から最大限の力で一気に押し出そうとすると筋肉痛になるだけでキャストを乱すのであるが、そもそもこれらは、シュート動作で使う主要筋肉が根本的に間違っているとも思われる
ならば、その筋肉とは・・・、
これは、ずばり言って 前腕屈筋群 と呼ばれる部分であり、ここを駆使して、ほんの極一瞬だけ 押し込む のがいいのでは無いかと考えている。
但しこれは、押す事しか出来ないシングルハンド・ロッドでは共通ではあったとしても、両腕が使えるダブルハンド・ロッドでは、押出し の動作のみと思われ、引き の操作の筋肉となると、上腕、前腕どの部分を使っているのかが今一つはっきりとしない。
それでも、基本的に 「 ダブルハンド・ロッドは軽くしかキャスト出来ない。」
これは、とある御方の有難い御言葉で常々感心する。
よって、ダブルハンド・ロッドのキャストは両肩を抜いてリラックスし、極端に言えばダラダラした状態でも良く、ここから力を込めるのは、固定したラインを放つ際のほんの一瞬のみ。
更にこれは、上側の腕で押し込んでもいいのは以前から認識してはいても、今回は、下腕の引き でも、この瞬間に力を込めるのが最善であった事がはっきりと解った。
そうなると、最後には、こうした 瞬発力 を出す タイミンぐゥ~ の問題だ。
ねッ、エドはるみ師匠!!。(笑)