またしてもいつもの本流にやって来たが、今回からは対岸の左岸に稚鮎釣り師が二人とスズキ狙いのルアー釣り師が一人居ただけで、こちら左岸には誰の姿も無かった。
梅雨の終盤頃になってやっと雨が多くなり水量も先ず先ずだったが、流れに立ち込んで行くと水が冷たく感じる。計測すると水温は19℃と低下し、気温も23℃では些か肌寒かった。
この所は稚鮎釣りに占拠されていた上の流れから釣り下って行く事が出来たが、近頃の安定した水量により長らく堆積したままの砂が流されて以前の様に起伏のある川底に再生され根掛かりする事が増えた。これは釣りには厄介だが、魚達にとっては有り難い筈だ。
二度三度、淡い色をした魚が跳ねる光景を見掛ける。大きさはまちまちで30~40cmと50~60cm位だろうか。見ようによっては銀色の姿をしていた様にも見えてしまうのは釣り人の性というものか。
やがて暫くするとアイツが掛かった。
毎回コイツが釣れる度に、「 違うな。」 と思いながら、突然走り出したりすると、「 もしや!。」 と思ってしまう時があり、結局は拍子抜けさせられる。
しかし、最後に笑えてしまうのは何故だろう。