ほぼ一ヶ月ぶりにいつもの左岸に戻って来た。一昨日までの雨でどんよりとくすんだ流れから、生命観のある活力ある流れに戻っていた。
こちらの河原には相変らず人が多い。やや上には何かの穀物らしき物を水辺で洗い流していて、湯泥の様な汚らしい物体が大量に漂着している。見れば定年退職した頃の男性と女性だ。早速声を掛けると、銀杏の中身を取り出しているのだと言う。
「 川が汚れるので止めて戴けませんか。」 とお願いし、何とかお引取り戴いた。
これによって、この辺りは汚らしくなってしい気分が悪い、少し下って行くと今度はゴルフボールを打っている50歳代位の犬を連れた男性。 「 邪魔だからこちらには近づくな。」 と言って来た。
やれやれだ。早速、こちらともお話をして何とか、お帰り戴いた。(笑)
やっとこれで練習が出来る。天候もすこぶる良く、この時期としては暖かくなっていたが、今回も上流から風が吹いているので必然的に左の
反転式 から練習が始まる事になった。
この辺りは水辺の際から少し深いのと水量がやや多いので10mのシューティングヘッドがいいのだが、練習としてあえて12mのシューティングヘッドを選んだ。
深いと言っても膝上位だから、今迄より10数センチ水面が上がっただけ。だが、たったこれだけで12mではキャストが難しくなってしまう。
しかしながら、この水深で12mのシューティングヘッド。少し前迄では全く制御不能だっただろうが、いつしかこうして投げる事が出来る様になっているのだ。
思えば昨年の今頃、一週間経過するとそれまで出来た事が出来なくなっていたり、どういった動きで投げていたのかが分らなくなり、練習当初はこれらを思い出す作業に費やしていたり、更に酷い時には、その日全く何の進展もないまま終えてしまっていたりした。
ところが最近、左でのキャストだけは一週間という日時の経過でも以前の事はそのまま出来ているし、反省点が改善いたりもする。
更にこの頃はこうして一日中キャストを繰り返していても筋肉の痛みを覚える事はほぼ無くなった。お陰で上半身の筋肉は左右均等になって来ている。
これらも人間の進化というものか。