釣り。この一本の巨大な幹からは様々に分類される釣りが幾つも枝分かれし、その中にこのフライフイッシングという一種独特の太い枝がある。
そして、その太い枝は、又更に枝分かれして実に様々な枝が延びている。通常ならばフライフイシングという太い枝をあちらこちらと渡り歩くのであろうが、何故か自分の場合はそれがあまり無い。
以前、渓流のフライフイシングを始めるとドライフライしか使わない。正直、少しは浮気したり時に隣の太い枝??飛び乗ったりしたが、どうも性分に合わない様で結局直ぐ止める。
勿論、湖でのフライフイッシングもやって見たかったのだが、いい季節は重なってしまう。週に一度の釣りではやはり一番やりたい事をしてしまう。
やがて普通の渓流だけでは物足らず、枝沢というか藪沢で釣りをしていると鬱蒼とした木立にすっぽりと覆われた狭い空間で不自由かつ無理な事をしている様な気持ちになると、今度は逆に本流で釣りをする様になる。ここは開けて広いので実に開放感があり伸び伸びと釣りが出来た。
しかし、本流と言っても様々で、更に下流の大河川で釣りをする様になると3番ロッド、これ如何にも頼りないしドライフライだけではとても太刀打ち出来ない。
そこで幼少の頃に少し齧った餌釣りを予てから興味があった事も手伝って、遂に手を出してしまうのだが、安売りの本流竿を一本買ってしまえばお金は然程掛からない、しかも釣れる、面白い。今までの目で見て釣るのでは無く、感覚と想像の釣りとなり今まで手出し出来なかった場所でも魚が飛び出して来た。
といっても、ドライフライの釣りと併用していたのだが、ある時に餌を採取するのが面倒になり密かに持っていたニンフ等を取り付けて釣りをしていて、ふと思った。「 そうか、本流でのフライフイッシングならばウェットフライがある。」
それに気が付くとウェットフライでのフライフイッシング一辺倒になり、今もそれが続いているのだが時間と余裕があればドライフライ、餌釣り、ルアー釣りで海でも湖でもあらゆる釣りがしたい。
纏まりの無い内容になって居ります。(笑)