関東を中心として多大な被害を与えた台風18号による大雨の増水で不安視された今週の練習だったが、水源が植林だらけの小河川は増水の回復も早く辛うじて練習が果たせて、右のシングル・スペイには大きな前進を感じ取ったとは言え、増水とあって普段とは状況も異なる上、高くシュートすると橋桁へラインが激突してしまうから、高価な品物では到底出来ない!。
斯くして、出遅れていた右のシングル・スペイは再び朝の一投目から良い仕上がり具合で今回に限っては午後になって安定すると、不思議にも左のシングル・スペイが俄かに乱れ始めてしまい、つくづく左右投げは本当に難しいとは感じさせる。
その一方、その明暗を分けた軸となる脚への意識は、少し前までは右のシングル・スペイで希薄にさせていた箇所だった上、更に、これを認識しながらも咄嗟の際には再び薄れてしまうと言った繰り返しが今回から左の操作へと伝染すると言った実に不可解な現象だ。
この軸足に対する意識はスイープの中盤以降に発揮するものの、その段階の意識では手遅れとなるらしく、予めリフトの時点で備えて置くべきと言え、こうした様子が実はジェラルドのキャスト映像にも伺え、以下に切り抜いた画像も正に、これを象徴した場面と言え、左足の踵が浮き上がる程、右脚へ大きく重心を移しているが、これは他の映像を確認しても毎回、繰り返される動きではないから、恐らくは、その一投前のキャストから何かを感じ取った結果から軌道修正させる一つの行動だったとの推測をも出来るとは言え、勿論その真相は本人しか解らない。
https://youtu.be/TnxDpnE5xqU
但し、この時の右脚に対する意識とは闇雲に行うだけでは無駄に終わり、ある一定の箇所に対し、特定の意志を明確に与える必要があり、ここにダウニー式 スイープの動力源となる一つ秘訣が隠されていると感じてならない。