競技用のスペイ・ヘッドは高比重の故か浮力の面では乏しく、特に細い先端寄りは沈んでしまう傾向にあって、一切の手入れもせずに使い続けた正月休みではヘッドを引き抜く際にも戸惑いを感じる程にまで達しており、この休みも終わった所で、早速Ballistic のヘッドにも手入れをするべく取り出すと、先端から12m程の辺りまで無数のヒビ割れが絶え間なく続く様子から、その短い生涯を看取った気分だった・・・。(涙)
ここから、例のヒビ割れが発症した箇所はSA社のXLT10番を組み合わせた改造ヘッドを今回の練習で試してみると、その比重の差は歴然としてXLTの箇所だけは毛糸の如くヒラヒラと舞い上がる様な印象では当然ながら、風から受ける影響も増大させシュート後のターン性も兎に角、悪い為、修業には持って来いと思えた。
その一方、浮力に関してはコート剤の効果が完全に落ちた後でも必要十分な効果を保っているから、スイープに移る瞬間はスパッ!水切れも良く、その操作は簡単と感じられると、一体どちらが練習に適しているのかと言った判断も難しいが、何れにしても同じフライラインである以上、キャスティングの操作によって現れる傾向は何ら変わりがない。
と言う訳で、左のシングル・スペイは後方へ送るドリフトの動きも少しずつ身体へと浸透しつつある印象はあったものの、上半身の状態とも一致していない気もする・・・。(笑)