お盆も過ぎる頃になると、夜には幾分ながら秋の気配を感じても、やはり昼間の猛烈な暑さは衰えず、当初は曇りとされた天気の週間予報も結局は晴れへと変わった今回ではあったが、最高気温が35℃程度で済んでしまうと、特に暑いとは感じない・・・。(笑)
と言う訳で、今回は下流からの風となる東寄りの風が吹く悪い条件の中、苦難の続く左のシングル・スペイには久し振りにも思える確かな前進が感じられたとはスイープに加えた一定の意識が結び付いた結果と言え、今迄であれば、この風でキャストした際にはヘッドや、その先のリーダーを身体に引っ掛けてしまっていたが、当日は対応させていた。
それは、今迄スイープの操作ではヘッドの姿勢を乱す悪の要因として完全に捨てていたフォア・グリップを “ 引く ” と言った “ 禁じ手 ” の意識にあり、兎にも角にもキャストが一応は成立していた頃とは、スイープ後のドリフトでヘッドを後方へ放り投げる?と言った一定の目的意識を持っていた時期でもあり、これを今一度再現させるべく、今回は何はともあれスイープ時の水平回転を重視させるべきと考え、この動力源が課題点に挙げられる右膝折りにあるが、この以後はリア・グリップを突っ張る意識に加え、その直後では更にフォア・グリップを引くと言った意識を植え付ける動作を一週間の間で作っていた。
ただ、この時にフォアを引くとは表現しているものの、膝折りとリア・グリップの突っ張りによって、既に十分な入力を与えている限り、これは腕や手による入力までには至る前に恐らくスイープとしては結果的に肩や上体を廻しながら背後に傾けると言った動きに結び付いている印象を受け、ここから、 “ フォアを引く ” と言った意識が遅れて作用し、最終的にはドリフトへと発展させる準備段階?を作り出していると考えられ、スコット・マッケンジーが見せる画像の体勢、状態も、これらが現れているのではないかと思えている。
よって、今迄はスイープとドリフトを個別に分けて捉えていた節もあるが、実際、ドリフトとはスイープの延長に過ぎなかった・・・、こんな考えへと変わりつつあり、こうした左のキャストを改善させるべき辿り着いた観点は右のキャストにも還元され、こちらにも一定の成果を感じているから、ジェラルドのキャストを模範としつつも、近頃は様々な改良部品を取り付け始めているとあって、結局は我流に過ぎないのだろう。(笑)