球技や武道と、あらゆるスポーツの世界でも “ 構え ” 等と言われる基本の姿勢は、次の動きへと効率的に動く為にも重要視されるが、この所にも重ねた失敗の結果でも、そもそもはスィープを開始する際の “ 構え ” から徹底的に正し、この体勢から毎回、常に作動させる必要があると、これらにも気付くのが遅過ぎた・・・。(笑)
http://youtu.be/6lNyfHGb3FM http://youtu.be/z_2ctU-wQ2U この、ジェラルドがスィープで見せる “ 構え ” の起源を遡ると、個人が知る限りではゴードン・アームストロングに辿り着き、ここには当然ながら多くの共通点があって、その筆頭が前回でも触れた通り両腕の肘を直角付近に居り曲げた状態から作動させている点が挙げられる。
とは言え、何でもかんでも肘を直角に曲げるだけでは不完全で幾つかの鉄則があると思われ、その一つ目としてはフォア・グリップ側では曲げた肘は真っ直ぐ下となる垂直方向を指し、一方のリア・グリップ側は真っ直ぐ横となる水平方向へ向けているから、言わばウルトラマンがスぺシウム光線を放つ際のクロス・アームを分離型した様な状態と言える・・・との冗談はさて置き、この時に最も重視する箇所が後者であって、肘が水平方向を指すとは、前腕の部分も水平を保ち、この状態のままスィープをリア・グリップ側だけに着目した場合、腕の動きとしては90度の肘と合わせてボクシングのフックを打つ際の基本と一致し、水平に保った動きによって回転する身体の動きを効率的に伝達していると考えられる。
そして、先の水平フックに関して、ボクシングでは高さを肩の位置を基本としているものの、ジェラルドやゴードン式のスィープに至っては脇よりも僅かに下と言った位置にあり、このやや低い高さによって前腕を水平に保った状態となる、言わば “ 局所的平衡感覚 ” の認識が難しく、目視を伴わない場合は忽ち水平の状態を崩す反面、これを忠実に再現させた “ 構え ” からスィープの動作を試すと、単なる素振りにも係わらずロンチポジションの急停止からブオォン!と言った重厚な感触と震動が伝わり、これには妙に納得させられるとあって、是非、身に付けたい所だが、この際の感触を連続して繰り返し得るには至らずに素振りを繰り返していると、前腕の筋肉痛が再発症しつつある。(笑)