9月の下旬ともなると季節は着々と進行し、僅か一週間の間で朝の気温は急激に下がり、練習場所である川の水にも冷たいと感じる一方、日中の日差しには未だ夏を感じさせ、蝉の鳴き声も聞かれるが、恐ろしく早まった日没の時刻に毎年に驚きを感じるから、季節はやはり完全に秋を迎えたのだろう・・・。
と言う訳で、一週間前の練習内容には大いに不満が残った事から、今回は素振りの仕上がりとしては期待を込めて練習には望んでいたのだが、開始の数投以降からは益々状態は悪化の一途を辿っている印象が強く、ふと思えば仕上がりとしては3週間前の時点が最も良好だったと言え、この原因の一つを振り返ると、やはりスィープとリフトにあったと思え、この操作に対する理解が進んだ事によって、次には最適なリフト操作の速度や、スィープに移るに最適なタイミングやヘッドの角度と言った所をじっくりと見極めようとした結果、リフトの操作を遅くさせ、これは更にスィープに移る時期までを遅らせると言った悪循環を招いていたと思えてならなかったから、これまでの通り、直感に頼る方法がまだ良かったのかも知れない。(笑)
ところが、2つ目の落とし穴には、ジェラルドがシングル・スペイのスィープから見せるジャック・ナイフの様なバック・ループを生み出す解釈には完全な間違いがあったにも係わらず、こうした誤った操作によって日々の素振りを繰り返していたと認めざるを得ず、ここでリフトが正常な範囲内にあると前提した場合では概ねタイミングの問題と考えられ、スィープでロッドの先が水平近くから移動して推移しつつロッドがヘッドを後方へと弾いた後、次の段階で垂直気味にロッドを振り上げる動きへと切り替わる時期が幾ら意識した所で完全に早まる傾向にあると判断出来た為、これを遅らせる為には思い切ってロッドがヘッドを後方へ弾いた感触を感じ取った後にロッドを振り上げる位の意識を植え付ける事で帳消しとなって丁度いいタイミングの操作になると踏んでいた。
しかしながら、これが全くの的外れで、この場合ではオーバーヘッドによるバック・キャストの様にヘッド全体が伸び始めているらしくシュートすら儘ならないと言った基本をも見誤った極めて初歩的な事態に陥り、この所の修正点には以上の全く見当違いであった為、これに着手する前であった3週間前の状態がまだ救いの余地があったと言うよりは、寧ろ動きの切り替わるタイミングとしては間違ってはいなかったとも考えられ、振り出しに戻る結果となっているものの、こうした紆余曲折を経た知識と技にこそ真の意義があると自身に対して無理矢理に言い聞かせている。(笑)