オ・ラマ規定からのスネーク・ロールは着々と進歩しているが、先日の練習でも左右のキャストに見られる個性の違いは健在で右のキャストは相も変わらず利き腕たる力に物を言わせた些か強引な動作である反面、やはり左のキャストは腕力には頼らず柔らかく使った身体の動きを利用していると言った傾向にあるから、右のキャストを突き押し相撲の 曙 に例えるならば、左は全身を使って動き回る 舞の海 と言った所で右のキャストは力む癖が抜けない・・・。(笑)
また、一回転させる際には大きくリフトを意識させた円を描く動作とさせると45度変換は元より、90度変換すらも技量次第で対応が可能である事が実感され、描く円が大きくなるに従いロッドは垂直に近付き、この時のロッド角度で特に横方向のアンカー位置が決定するが、ここで影響を受ける外的要因が風で、こうした操作はラインを高い地点まで舞い上げてしまい風に弱く、その向きがアンカー側から吹く場合ではラインの先端を身体やロッドへ引っ掛けてしまう為、自然と防衛反応を示すのか何時しかロッドが描く円を小さくさせてしまう。
そして、この際は更に、もう一つ急ぐ意識が働き、円を描く操作が始めから早めてしまうと、急激にまったロッドによってラインを乱しスィープに失敗する為、45度変換のスネーク・ロールは開始時点から後ろ半分の円に該当するリフトを比較的ゆっくりと上昇させ、その頂点に達した辺りから徐々に加速させる感覚で前半分の円を描いて落下させると言った操作が再現された時、初めて理想的なスィープへ繋がるが、これらの力加減やリズムと言った人間の感性に委ねられる操作はシングル・スペイ然り、ダブルスペイやペリーポークと言った全てのキャストと何ら変わりがなかったと解り、やっとスネーク・ロールでも白帯が貰える位の基準に達したのかも知れない・・・。(笑)