一週間前に克服されたオ・ラマ規定からのスネーク・ロールは先日で一層進展した上、更にダブルのスネーク・ロールも大した練習していないにも係わらず着実な進歩を見届けると、いよいよダブルハンドに関しては特別な課題が見当らず、完璧とは行かないまでもスペイキャストの一通りを左右投げから達成されたとなれば、暫く頓挫していた17mヘッドによる練習となった。
ところが、この程度でもヘッドの重量は実に重く、腰まで川へ立ち込んだ状態からのキャストでは快適性を著しく損ねた不快そのもので、少し前では物珍しさも手伝っていた好奇心も一段落した今となっては、やはりオーバーハングが2mを超える辺りからのキャストは全長10m前後程度のヘッドが長くもなく、そして短くもない最も相応しい長さとして快適で楽しいと言う感覚は、この手法を始めた9年前の印象と一致し、兎にも角にも、こうしたウェーディングの状況から2mのオーバーハングで納得出来るキャストを達成させるには毎回毎回、必ず打ち返しを行いオーバーハング部分のテンションが張った状態からキャスト操作へと移る必要があるものの、既にこの点が面倒でついつい省いて練習しているから上手く行く筈もなく、そこで、厄介なオーバーハングを1m程の設定からキャストすると、今度はヘッドの重量配分も著しく外れてしまう上、長いオーバーハングの特権である目指すキャストから大きく逸脱する事から、この選択肢は有り得ない。(笑)
斯くして、これについては以後、競技性やキャストへの趣向性と捉えて諦める努力、と言うよりは慣れたいとは思うのだが・・・、スコットのG1610ではリフトの際に先端寄りから真っ先に曲り、直ぐに弾いてしまい扱いが難しく、こうした使用に見合うティップは硬めで胴から粘る感じで曲がる様なロッドが欲しい反面、この場合は最早、言い逃れも出来ない・・・。(笑)