甘かったぁ・・・。(笑)
一週間振りの診察となった昨日、最短で一ヵ月で復帰が可能とされた薬指を切断する際であれば、事によっては6月上旬辺りからの釣りも有り得るかとの公算も実際は描いていたものの、担当医師へ以後の処置経過を尋ねた所、縫合箇所の抜糸から本来は3ヵ月以降の切除手術が好ましく、最低で一ヵ月を要すとの事から、やはり利根鱒狙いには絶望的であり、9年目となった今年も目標を果たせない等々と考えていたが、更に気掛かりとなっている他の指への機能障害についての疑問に対しては、今現在、薬指を伸ばしたまま固定された状態からでは既に全ての関節を完全に曲がらない小指と中指は切断した場合でも一体何処まで改善するか等は解らないとの返答は些か期待外れだった。
そして、親指を除く四本の指が動く構造やメカニズムは実に複雑で不思議な面があり、先ず人差し指に関しては第一第二関節を単独で完全に曲がり、また一旦、四本全ての関節を曲げた状態から薬指だけを伸ばせる。
ところが、残り三本の指がそれぞれ単独で曲がる範囲は第二関節までに留まり、これら三本の指から内、一本の第一関節を曲げる際には他の指も第一関節を曲げる必要が生じる様子から、少なくとも第一関節を曲げる 「 深指屈筋 」 に関しては3本の指は完全に連動していると言え、これらがキャスティングに対し一体如何程の影響があるのが今一つ見当が付かないものの、最も影響が考えられる場面としては一時的に押さえ付けたランニング・ラインを解放する際にはロッドまでをも放り投げてしまう恐れがあると思える。(笑)
こうして、斯く斯く云々を考えている内、ふと脳裏から完全に喪失していた “ ルアー釣り ” と言う選択肢が浮かび上がり、この契機となったのは先週のヘラブナ釣りが予想外にも全く物足らない印象を受け、これは密かに恋い焦がれていたヘラブナ釣りだった割には幾ら時期を逸していたとしても自身としては少々以外で、最低でも川とは対峙していたと言った衝動に駆られていた。
とは言え、右岸・左岸に上流、下流からの風と全ての状況に対して完全に対応するキャスト技術への鍛錬を積み重ね続けて者としては、今更ながら鱒を釣る方法としてルアーに頼る等と言った事態は大いに不覚ではあるが、これは釣りに対する欲望を満たす為や目的への軌道修正等でもなく、ただ単に別段やるべき事も見出せず、せめて釣り期間中位は巨大な流れに身を委ねて居たいと言った心境以外に、実は折角の年間遊漁券も無駄にしたくないと考えたのかも知れない。(笑)