この度、シングルハンド編に続いて完成したセミ・ダブルハンドの動画に関してはキャスティングのフォームは比較的安定し撮影する上では大した苦労はなく、シングルハンド用の合間を縫った息抜きとしての撮影と言った印象でもあった事によって、映像も割合と豊富に残り、その選択には迷う程ではあっても、やはりセミ・ダブルハンド・ロッドは中途半端な分、難しいと感じてしまう訳も以前から触れている通り、上下のグリップ間隔が短い設定によってロッドの軌道には乱れが容易に生じてしまう点にある。
これ件に関し、個人的にはロッドの操作方法が大いに係わると思え、恐らくはアンダーハンド・キャスト風にリアのグリップを主体とさせた方法、或いは逆にフォア・グリップを中心に操作する方法に向き、前後のグリップを複雑に押し引きによって操作させた場合、その短い前後の間隔によって何れかの入力には容易に差が生じてしまい、これをロッドのティップに伝えてしまっている印象を受けるから、本来はダブルハンド・ロッドの入門向けとも言えるセミ・ダブルハンド・ロッドを態々扱いの難しい道具とさせている。(笑)
よって、下段突きのフォームよりセミ・ダブルハンドを扱い際には、リア・グリップ側への意識を薄めた概ねシングルハンド・ロッドに近い感覚からの操作が上手い具合に達成された時に納得の出来るキャストとして成立するのだが、リアのグリップを握っていると、未だ16ftと同様にシュートの時点では咄嗟にグィ!と引き付けてしまっては失敗に終わってしまう場面が実に多い。
しかしながら、どうやらロッド・グリップが短い設定によって小回りが利き、ここから12ft半の長さを生かし突き出す工程の長いシュート軌道を描け、先の操作に成功した場合では16ftやシングルハンド・ロッドよりも細く尖ったループによって飛行している印象を受けるものの、既に彼是一ヵ月以上も16ftには触れてもいない事から、下段突きのフォームが進歩している証しとも考えられるが、何はともあれ、♪バ~バ、バ、バ、バビュ~ン!と、シューティング・ヘッドが飛行する様子は一種独特で最早、 “ 飛 翠 ” の由来となったカワセミの飛翔姿を疾うに超越していると自己満足に浸れる功績はBGMにあり、楽曲は再び
甘茶さん より拝借し、これが最も気に入っている点であったのはシングルハンド編にも言え、今回の曲に関しては、自身の信念を貫けと激励されている思いがし、実に心強い。(笑)