僅か一週間で日没時刻が異常に早まった印象を受け、先日の練習では更に一時間早く起床すると、今度は寒くて溜まらなかったが、日中は風も弱い穏やかな秋の晴天に恵まれ、とても有意義な一日を過ごせたと同時に今回も新たに気付いた契機もシングルハンド・ロッドによるバックハンド・キャストの練習であり、課題となっている右の動作は今回も僅かながらの前進が見られ、回し振りの感覚は概ね掴んでいた為、普通に考えれば既に殆ど不満はないものの、如何にしても手に入れたい前腕を撓らせる様な左のキャストを安定的に再現させられず右のフォームには未だ不足している何かがあると感じた。
ここから、左のキャストをじっくりと観察している内に気付いた一つの要点はロッドの角度にあり、シュート動作開始時点では低いスィープによる170度近く寝かした状態から開始した後、肘(上腕側)から先に振り下ろす動きによって前腕側は一瞬遅れた格好から前へと突き出され、これが前腕の撓る感覚を生み出し、また前回に紹介したロシア人キャスターの動きも正に全く同じ原理だったと解った瞬間で右の操作では基本に忠実に動こうとする意識が残り、スィープの以降はロッドを若干立てた後にシュートに移っていた事から握るグリップの親指を支点させたロール運動が強く働いた操作になっていたのだろうと感じた。
こうして、一時的には10投程度は連続して左と同等のキャストに成功していたが、午後になって調子を崩す原因を作った存在は帽子でバックハンドの場合、眩しい日差しを遮る日除け部分が今の操作ではロッドが頭の直近を通過する為、どうしても接触する傾向にあり、これを避けようとする意識が働くとフォームを崩す原因を作り、太陽の角度が益々低くなる今の時期はちょっと困る。(笑)