嫌な梅雨の季節ではある反面、雨期とは地球上の何処でも自然界と人間界と絶対的に必要不可欠な季節でもあると十分に知りつつも雨を嫌い川が増水して釣りにならないと文句を言う一方で、雨が降らない場合には渇水状態で魚が釣れないと愚痴をこぼしては、つい 「 バカ! 」 と言ってしまうと、相手からも 「 馬鹿! 」 と言われてしまう・・・?!。
と言う訳で、埼玉県を代表する荒川も気が付けば水位の高い状態が長らく続き、平坦化する川全体の傾向としては砂等が流され底の状態は好転する箇所が増え、川底の地形等も以前とは所々で変わっている場所を新たに見出しては魚が定位する箇所に予測を立てて釣りをする面にも本流釣りの醍醐味があると言えるものの、これらが長期に渡って変化のない安定期から油断を許してしまえば凶と出てしまう一面もあって、先日の利根川でも3週間振りに渡った伊勢崎地区の1箇所目は広域化した遠浅の奥から地溝帯の如く一気に深くなる角の部分が削り取られた分、緩やかなカケアガリを形成した淀みが広がり、流芯も更に遠い以前とは魅力に欠いた釣り場になってしまったと知ると、この時期に水温を考えると部が悪いと判断して30分程で見切りを付けて2年振りに水通しの良い場所に向った。
ここでの釣りは、岸際の狭い箇所に限られる事から趣向にも欠くものの、水温が高くなり釣り場の選択にも困った際の候補地として台風2号が接近する前となる3週間前に確認した限りでは以前と同じ状況にあったものの、再び訪れると湾曲していた強い流れは真っ直ぐに近付き、魚が定位するにも困難な状況へと変わってしまったとして、今回は期待を込めた釣り場を一気に2箇所を失った逆恨みから、天へ向け 「 バカ!。」 と呟いてしまうと、川の神様からも 「 もう遊ばせてあ~げないッ!。」 と反感を買って益々釣れない原因を招いているのであれば、今後は常に優しく接する必要があったとも反省しなければならない。
ですので、お願いだから次回は釣らせて下さい!!。