観測史上で最も早い梅雨明けから本格的な夏を迎えた沖縄の報道を聞く一方、近頃の関東も一時的にでも薄日が差すと急激に蒸し暑く既に夜も若干ながら寝苦しく、今後の暫くは晴れた日中では鮎等を除き殆ど釣りどころではない状態は毎年の事で先日も晴れ間が広がるとの天気予報から覚悟して毎度の利根川へと出向いても、実際には一日を通して日差しが出ることはなく、また珍しく風も穏やかとなれば条件としても恵まれていたが、いよいよ水温は朝から16℃近くにも達していた一方、未だネオプレーンのウェーダーが丁度良いのは何故だろうか?。(笑)
斯くして今回、深谷地区へは今迄とは少し早めに到着すると、昨年に始めて目撃した衝撃の光景からフル・フローティングのヘッドを組み合わせたシングルハンド・ロッドを一本余計に容易しては、ライズとやらにも備えていたのだが、朝の5時でも遅いのか、これまで通りにログネスを使う間も注意深く辺りを見渡しても水面は何処も静まり返ったままで毎度の沈黙を崩さない。
更に、無風状態に近い夕方とあれば先週と同じく鱒族と疑わしきライズが起こると期待しては準備万端整えていると、今度はオイカワとも思える小さな魚に加え、やはり時折モジリを見せるのはニゴイらしく、また盛んに羽化する虫が居ないと察知したのか全ては30分程で収まってしまい、唯一の成果と言えば数年振りに巨大なカワゲラを見付けた程度で今回も敢え無く完全無欠のボウズに終わると、このまま出家して極楽往生の世界で精進すべきかと思える程の完敗だった!!。