どこまで続くか、この恐ろしき猛暑・・・。
これでは練習も儘ならない。せめて午後には木陰へ逃れる場所でもないかと考えていると、ある場所が思い浮かぶものの、そこへは凡そ3年以上訪れては居らず、今の状況には疑問が残ったのだが、予想最高気温も37℃やら38℃と聞かされ、先日は漸く決心が付いた。(笑)
古い佇まいを残す集落から土手を越えて続く進入経路は墓地だけが一新されたものの、相変わらずトラクターが分け入る様な狭く薮に覆われた道。常備したままの枝切りバサミにて行く手を拒む草木を度々取り除きながら分け入って進むと、気が付けば全身汗だくとなり、およそ40分もの作業によって久し振りのプライベート・ビートまで降りる事が出来たのだが、流れは以前とは変わってしまい嘗てはトロ場があった雑木林の直ぐ脇には干上がる寸前の湿地帯が見られただけでお目当てした木陰の練習場所は失われた挙句、あれ程の時間を掛けて薮を切り開いたにも係わらず車の側面には夥しい数の擦り傷がクッキリと残されて意気消沈。クッソ~、こんな所なんゾ、2度と来るものか~!。
こうして、結局は毎度の練習場所へ向うと、先週には見られなかった無数のトノサマ バッタがパタ、パタ・・・と扇子を扇ぎながら 「 苦しゅうない、良きに計らえ・・・。」 と言わんばかりに飛び交う様子にも確かな秋の気配を感じても、午前10時の気温は既に32℃に達し、まだまだ夏本番と言った雰囲気。
この程度までならば腰まで水に浸かってしまえば額の汗も一気に引くのだが、フェーン現象が活発化した午後には半ば脱水症状か熱中症気味なのか唾液の分泌が低下して喉が渇いて20~30分定期の休憩を余儀なくされる上、睡魔にも見舞われて継続かつ集中した練習も困難・・・。
さて、ログネスを使った左のキャストは素振りで矯正したシュート動作を次の段階となる実践によって試していたが、過去の経験上、素振りの結果が即、実践に結び付いた記憶はなく、精々2~3週間の期間を要し、どうせ今回では無理だろうと期待も持たずに気軽に考えていると、案の上、開始の数投は今迄通りに首を曲げていた。
ところが、この後は見る見る内に改善し、延々と続けても首筋への張りや痛みを感じる事も無く、午後には一つ番手を下げた8/9のフル・フローティング・ヘッドから腰までウェーディングした状態でも概ね合格点のキャストが安定して見られたのは少々以外で、要領も物覚えも悪い者にとっては極めて奇跡的な珍事にも思えつつ、お陰様でネタにも困る始末・・・。(笑)